靴下の穴

「その靴下の穴、何?」


「ほんとだ! 気づかなかったー」


「うそだー! 500円玉より大きいよ、その穴。しかも両足。しかも片足は二つ開いてる。ふつう、気づくよ」


「気づかなかったよっ」


「次男くんに『穴の開いた靴下は捨てなさい』って言っていたけど、自分が穴の開いた靴下はいてるじゃん」


「ひどいっ」



次男くんは今でも穴の開いた靴下をはいています。

夫は捨てました(たぶん)。

ほんとうにすごい穴でした。

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