第2話 瀬ノ口樹沙羅の物語。

今は十月、ほんの少し前に私は恋を見つけた。

私は恋をしたことがなかった。

恋は、どんな感情で、どんなものなのか。


私はあくまで、喪女で友達とはそんな現実ではない恋しか語ったことがなかった。

親友の関口華由に恋愛相談があるといった。

そこで彼…社つららの名を出した。

『えっ?それが好きな人なの?わ、私もつらら君が...その好きなんだよ…』


私はどうしたら良いか分からなかった。

そこで華由は、

『明日、告白できた人が勝ち。明日言わなかったらもうあきらめて。』


『えっ?諦める必要ってある?ずっとすきでいればいいじゃん?』


『それは...っとにかく、明日、告白できた方が勝ち。負けたら諦めるのよ』


(でも、まだ好きってなったばかりで。そんなはやく告白してもよくない気が…)

私はもやっとした気持ちを持って家え帰った。

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