なんでもありの学校に入学してしまった!〜なんでもありの学校に入学したら何にでも負けない、動じない精神を養えと言われた〜
濡羽 天使羽
第1話 阿部小部高等学校入学式
初投稿です。初心者なので誤字、脱字等があるかもしれませんが温かく見守ってくださると嬉しいです。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
この学校ではなんでもあり。常識にとらわれないで!
**********
私の名前は、
「只今より、
映像で江戸城跡に入城する新入生たちが映る。保護者たちも混乱し始める。
1時間後、新入生たちが体育館に入ってきた。みんな困惑顔が映っていたのに今は疲れ切っている。
それもそうだろう。入学式のために来て待機していたら急に外に出され、江戸城跡にいたのだから。
未だ状況が呑み込めていない新入生も多数いる。
そのなかに萌香もいた。目がぐるぐる回って、一生懸命理解しようとしていたが残念ながら無理だったようだ。
(えっ!?高校の入学しきって、絶対今なのじゃないでしょ!これが普通なの?)
回りを見てみるが、みんな同じようだった。
{新入生のみんな、頑張ってついてきてね!!}
(でも一応学校には着いたし、切り替えよっと)
回りの新入生たちも同じ結論に達したようで、自分の席に着いた。
保護者はまだ混乱していたようで少しざわついていたが、子供たちが各々の席に着いたのを見て、一旦この状況は置いておいて入学式を再開した。
なお、先生たちは動じてなかった。毎年の事だと割りきっていた。在校生たちも少し前、自分たちも同じようだったと思い出に浸っていた。
「次に高長式辞です」
壇上にやたら背の高い先生が出てきた。
「皆さんこんにちは。高長です。ご入学おめでとうございます。今皆さんのなかで、『背、高!』と思った人いますよね。僕、2m近くあるんですよ。背が高いって良いことばかりだと思いますよね。しかし、背が高いからといって良いことばかりではないんですよね。頭をよくぶつけます。僕みたいなことはおきないと思いますが、これから辛いこと、悲しいことなどがあるかもしれません。ですが、そのときは僕を思い出したください。僕の方がこれから皆さんに降ってくるであろう困難などに多くぶつかっています。なので、何にでも負けない、動じない精神を養ってください。以上、皆さんの精神の成長を心より祈り、式辞いたします。20××年4月7日阿部小部高等学校高長」
(すごく背が高かったなぁ)
「ありがとうございました。次に、新入生代表誓いの言葉です」
「暖かな日差しとともに吹く風が心地よく感じられる季節となりました。若い草の芽も伸び、桜の花も咲き始める今日、この良き日に——」
(やっぱり、式典の挨拶って長いなぁ。校長先生の式辞も長かったし)
「以上を持ちまして阿倍小部高等学校入学式を終わります。一同起立。礼」
(友達、できるといいなぁ。頑張ろ!)
こうして、阿倍小部高等学校の波乱の入学式が終わった。
かのように思えたが、まだまだ続くのだった。
{ガンバレ〜!}
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
{}を使って喋っているのは一体誰でしょうね?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます