第18話

そしていよいよ水着を買う日である。しなやかで白い足が伸びるビキニを想像すると鼻血がでそうだ。ふっ自分の好みの水着を着てくれるとか最高かよ。肌面積の少ない水着を選ぼう。特に胸が強調されたやつとか。だがそうすると、他の男共にエロい視線を向けられる可能性がある。直前まで上着を羽織ってもらうか。ナンパは俺の腐った目で追い払う。暴力沙汰なっても負けないしな。


「お兄ちゃん行く準備できた?」


「昨日のうちに終わらせている。服装も選んであるしな」


「楽しみにしすぎでしょ。どんだけ水着に気合いいれてるの?」


男のロマンがつまった水着だぞ。興奮しないほうがおかしい。男なら皆自分の好みの水着を着てほしいものだろう。まぁ周囲の視線を気にしなきゃいけないが。海なんてナンパの巣窟だし。まぁ一人もやらないが。ヤクザとドンパチするのは勘弁してほしいがな。

 

「お兄ちゃんにやけていてきもいよ」


「男は足が大好きなんだ。これでもかっていうくらい太ももを見せてくる水着は神の服だ。しかも胸まで谷間を見れるとは最高だろ」


「男の子趣向は皆同じじゃないと思うけど、かなりキモいのは伝わったね」


ゲンナリとした表情で梨香は言った。このロマンを分かるのはやっぱり男だけか。まぁ俺に男の友達なんていないから語れるやつはいないが。べ、別に悲しくなんてないからね!


やめよう男のツンデレとか誰得だよ。イケメンになったとはいえツンツンしてるのを好きになる女子なんていないだろ。やっぱ欲望にも忠実な男がいいよな。だからジト目で見られていることも気にしない。


「ほら行くぞ。水着が俺を待っている」


「はぁー相変わらず足のことになると積極性が増すんだから」


足は人間の宝だ。すべすべしていて、白い陶磁器なような足。これに太ももが少しふともいとエロく感じる。美海の足とかまさしく理想だ。人間国宝にしてもいいレベル。巨乳だし。俺の理想を体現している。


かなえも足は太くないが、スレンダーですべすべしてそうで、長い足がいい。そんな二人の水着を選べるんだ男としてこれほどの最高なことはない。


俺たちは家をでると、電車に乗り柏駅まで向かった。それにしても俺がリア充よろしく美少女と海に行く日が来るとはな。人間生きていれば何が起こるか分からないものだな。美少女に好かれているし、モテ期が来たと言っても過言じゃない。


「お兄ちゃんあんまりエロいの選ばないでよ」


なんでそれを選ぼうとしたことがばれてるんだ?だけどまぁエロいのを選んでエロい視線に美海達がさらされるよりかはましか。まぁビキニを選ぶことに変わりはないけど。だって足と胸は国宝だもんね。


「分かった。多少は我慢してくれよ」


「まぁほぼ裸じゃなければいいよ」


そんなことを話していると、柏に着き俺達は降りた。まだ少し早いな。まっくでマックシェイクでも買うか。甘いもの接種したい気分だし。末巻はなにかを成し遂げだときと疲れた時に飲むのがいいからな。 だが甘いのは常に飲みたくなるものだ。甘いものは最強なのだ。人類の作った宝といってもいいだろう。


「マック行かないか?」


「いいよ、マックシェイク飲むんでしょ」


「さすが俺の妹。そうだ甘いものが飲みたくてな」


言わなくても分かり会える関係っていいよね。八幡もそんな関係を望んでいたな。最終的に誰となるのかは分からないが。俺は美海とかなえとそんな関係になれたらいいなと思っている。


「それじゃ行こ。美海さん達もいつ来るか分からないし」


俺たちはエレベーターで降りて、マックに向かった。それにしても柏は俺たちが済んでいるところと違って色んなのがあるよなぁー。うちの近くにもドンキーとかアニメイトとかできてほしいんだが。そうすれば常連になる。


マックは駅ビルの下なのですぐに着いた。俺達は中に入ると、店員のいらっしゃいませーと言う声を聞きながら列に並ぶ。


「お兄ちゃんるんちゃんのサイン欲しい?」


「もらえるなら欲しいな。できれば俺の私物に書いて欲しいな。そうすればるんと一緒にいるように感じていいし」


できればるんの私物も欲しいが、それはさすがに欲をだしすぎだよな。るんにアイドルショップてであったことはあるが、サインはもらい忘れたというよりサインを書くものがなかったんだよな。


「分かったよ。もらってくるね。ちなみに何にサインしてもらうの?」


「筆箱だな。布製だしちょうどいいだろう」


そんなことを話していると、俺達の順番が回ってきたのでマックシェイクを二つ頼んだ。味はバニラだ。これが一番甘いからな。俺達はそれからアイドル論を話していると番号が呼ばれたのでマックシェイクを受け取りマックを出た。


ふむやはりこの甘さは格別だ。毎日飲めるレベル。そして柏駅に着くと、一目で誰か分かった。美海達だ。美少女だけあって目立っている。このままじゃナンパをされそうなのですぐに合流した。


「おはよう美海達」


「おはよー正弘くん達」


「おはようございます」


「おはよう」


「何か正弘くんうきうきだね」


「だって好きなものを着てくれるんだぞ。興奮しないほうがおかしい」


ビキニは俺の好きなところを強調している。まさしく人間が作ったなかでも最高峰の物だ。一番はもちろん制服だが。そんなことを考えていると、早く行こと美海が言ってくるので俺達は移動した。ちょうどエロクなく胸を強調するもながあったらいいな。









 








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