「金払え」のセリフは支払い側にある

これ有名な話ですけど今年金受給年齢に差し掛かっている新人類世代以降実は払い損なんですよ。
なんと折半までして支払ってるのに……平均寿命まで生きたとしてもなんと平均的サラリーマンの場合500万円くらい損をします。ふざけるなとか言います?現在50歳前後の団塊ジュニア世代まで下げるとなんと半分損します。つまり会社折半分がまるまる蒸発したのです。しかも60歳の受給年齢を65歳にしてるからこんなことになってるので将来受給開始年齢を70歳にするとこの小説のラストの通りになります。
これでもまだマシで30代のゆとり世代になると35%となりなんと3分2も払い損になります。20代のZ世代になると手元に残るのは約20%で「公的年金」の意味はないしなんと日本は世界最悪の高齢労働参加率です。70歳になっても過半数が働いておりそんな国は世界広しと言えども日本だけ。もちろん70歳の老人向かって「生活保護?働けよ」と追い返されます。でも定年は60歳のままでこの国が欲しいのは非正規雇用という名の奴隷なんです。働けなくなった時の保険なんて嘘です。なぜなら男子健康寿命って73歳くらいですが残念なことに我が国は……。

ね?ホラーでしょ?この知識でもって本作をもう一回読んでください。たぶんジャンルが「ホラー」にも見えるはず。