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「それでさもし、気になる絵柄とか見つかったらどうする?」
ちらりとこちらを見てからため息をつく。
「あんたに何を言っても無駄たったわね。その時はどうやって描いているのか想像してみたり、模写してみたりするわね」
「液タブでもそういうの出来るのか?」
「まぁ画像だったり、原稿だったりをPDFに変換して取り込んでレイヤー化するのよ。フォトレタッチソフトでもペイントツールでも最近はPDFくらいは対応してるからね」
「なるほどな。テキストエディタでもワープロソフトでも大体は〇ード形式には対応してるし、そんなものか」
「そうそう。でもね、新しいソフトほどフットワークが軽いというか……最新技術への対応が早かったり、同じ作業でもツール化されていたりと、まるでシステムエンジニア並みよ。日進月歩、日々勉強よ」
視線を漫画に戻しながら英梨々は言う。アニメでも神回とゴミ回があるように作画の原画さんの違いで、これでもかったほど違いがでる。それは俺も重々分かっている。今までに何回、感動と悔恨の涙を流したことか。
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