転生道化
@aaa1238546527869
第1話
僕の名前はイマテル レオ。騎士爵の長男で貴族としては一番下だ。ちなみに今6歳。そして今ベッドで暇してる。どうしてこうなったかって言うと、
……
「ローリー!待ってよ!」
ローリーは貴族と怖がらずに遊んでくれている唯一の友達だ。今は走って遊び場に向かってる。
「早く来いよー」
ローリーは歳が2個上だから結構速さが違うのだ。
そしてがむしゃらに走っていた僕は疲れて注意力が散漫になっていて普段は避けるはずの地面の木の根でボコってしてる地面に気が付かなかった。
その結果転んでしまい、その先にある大きめの石に思い切り頭をぶつけてしまった。
「痛った!!!」
「レオ!」
僕は血を頭からだらだら垂らしながら立とうとしてふらつきそのまま気を失った。
「大丈夫か!レオ!しっかりしろ!」
……
次に目を覚ましたのはベッドの上だった。そして前世の記憶と思われる違う世界の記憶が入り混じっていた。
「大丈夫か!レオ!目を覚ましてくれてよかった…」
声をかけてくれたのは父さん。名前はイマテル オルトだ。
「よかった…本当によかった…」
こっちは母さん。イマテル サーシャだ。
「にいちゃ!おきた!」
舌ったらずな可愛い妹はルーサーだ。まだ2歳だからめちゃくちゃ可愛い。
「では、もう大丈夫そうですね。一応安静の為1週間くらいは療養してください。」
この人は知らないけど多分医者?だろう。優しそうだ。
「あぁ…俺頭ぶつけたんだっけ、、ごめんなさい」
「俺?、本当に心配したんだからね?」
あ、やべ!記憶が混じって一人称間違えた!
えーと、頭ぶつけてローリーと遊んでた気がするんだけど、、
「ねぇ母さん、ローリーは?」
「ローリーは血だらけのあなたを担いできてくれたのよ?後でお詫びの品を持ってかなきゃね」
そうか、ローリーが運んできてくれたんだ。後で俺も…あ、僕もなんかしてあげよ。
「レオ、もう寝なさい。安静にしてなきゃだめだよ」
「はーい。もう寝るよ父さん」
「あぁ、おやすみレオ」
そして父さん達が出て行った。
「え、俺は、、レオ?大輝?いや、レオか」
前世の記憶草野大輝の記憶が入り混じってちょっと混濁してるな…。わかんね、一旦寝よ
…
ここまでが今までの出来事だ。前世の僕は高校生で死んだらしい。死んだ理由は一瞬過ぎて覚えてないな、前世は工業高校の情報科だったみたいだ。
これは転生ってやつだ!俺…もう俺でいいや、かっこいいからってことにしとこ。俺前世でめっちゃラノベ読んでて憧れてたんだよなぁ!これからが楽しみだ!
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