第8話 恋

赤く燃える炎のような私の恋心

どうかあなたの聖杯にくべさせてください

抑えようと自分の心に手を置いても

どんどん広がってゆくのです


真っ赤な薔薇のように染まっているあなたの頬

今一番の若々しさ、そして美しさを表していて

そんなあなたに私は魅せられ

私の心は燃え始める


季節が過ぎればあなたに光は届かなくなる

暗い砂漠であなたは枯れていく一方で

私はそんなあなたの横に一輪の薔薇を植える

だけどその薔薇は私を満足させない


いつも一方通行の恋路と生命

僕は追い越すのでなくあなたと並んでいたい


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