オープニングフェイズ

シーン①

進行条件:ガッツマンを倒す

〈描写〉

 君たちはグランゼールにきて間もない駆け出しの冒険者だ。初めてのクエストで意気投合しパーティーを組むことになったが、まだまだ大した依頼は受けられずにいた。今日も仕事を探して冒険者ギルド猫まんま亭に集まっていた。

 君たちが無為な時間を過ごしていると近くのテーブルで昼間から飲んでいた赤ら顔の冒険者が室内にいるすべての冒険者に聞こえるほどの大声をあげる。

「誰かこの俺に挑む者はいないか。挑む者は表に出ろ。」

 彼は新人をいびることで有名な冒険者で、"新米狩りのガッツマン"と呼ばれている。昼間からギルドで飲んでいるのも仕事の決まらない新米冒険者たちをカモにして酒代を巻き上げるためである。そのことを知っている為か誰も名乗りをあげる者はいない。

「おい、そこの小僧ども。表へ出ろ。勉強させてやるよ。」

 カモになりそうな相手を見つけたとばかりにそういうとガッツマンは君たちの胸ぐらをつかみ、ギルドの外へ引きずっていく。


〈エネミーデータ〉

新米狩りのガッツマン/レベル4

先制値: 移動速度:

生命抵抗力: 精神抵抗力:

攻撃方法:武器

命中力:6(13) 打撃点:2d+5

回避力:3(10) 防護点:4

HP:30 MP:15

特殊能力

・〈剣の加護/運命変転〉

・常時/逃走

HPが10を切ると捨て台詞を言いながら逃走する。


シーン②

進行条件:ビッグブリッジへ向かう

〈描写1〉

 ギルドの前の大通りで大立ち回りを繰り広げた君たちに裕福そうな小太りの商人が話しかけてくる。

「私はゴージャス村井。この街で商売をしているのだがね。先ほどの戦いを見て一つ君たちに頼みたいことがあるのだがね。近頃、街道と街を繋ぐ橋で誰彼構わず決闘を仕掛ける者がいるのだがね、君たちを見込んで彼に立ち退くように言ってくれないか。」

 

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