エピソード4:砂漠にあるものな〜んだ?

こっちの世界に来てもう少しで1ヶ月

僕の部署の人間が全員揃った

あとちょっとした学校を僕は基地の中に作った

来る子は皆かしこくて授業が楽しい

未だに幹部は僕とシエ姉の二人だけだ。一体どこにいるんだろう…

ちなみに今は、砂漠の方で紫髪の女の子を見たという報告があったので、シエ姉の妹のノエルなのではないかと思い、シエ姉に報告に行くところだ。

「あっ!シエ姉〜!」

「あぁ、Kか」

「うちの部署の子が砂漠の近くで紫髪の女の子を見たかもしれないって言ってた!もしかしたらノエルかもよ!」

そういった瞬間シエ姉は僕の肩を掴んでこう言った

「それは確かか!?」

「うん〜、本当だから落ち着いてください、シエ姉…ちょっと!?力が強い!?強いって!」

「今すぐ探しに行くぞ!」

「わかりました…」

(話聞いてねえな!?)

 ーーーー倉庫にてーーーー

「よっし!じゃあ行くよ!シエ姉!」

「いいよ!」

僕達はバイクで走り出した

「なんだかんだ言って空気はきれいだな?」

「そうだね〜涼しい〜!」

「…!?K!前!」

「え?何…って!落とし穴!?」

砂漠には自然生成で落とし穴や蟻地獄が多い

多分それの一つだと思う…

「危ないっ!」

シエ姉が手を伸ばす

「届…かないぃぃぃ!?」

だが届かない

「まって、これ私も落ちる」

「は?」

「「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」

こうして二人仲良く落とし穴に落ちるのでした

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