エピソード3:ハローオニィ

僕達は廊下を歩いていた

(広いなぁ…)

「それでここはどこですか?」

「ゲーム内で連盟の中心に赤い建物があるのは分かるね?」

ウォーゲームの連盟は人が増えると段々と街みたいに大きくなっていくそしてその中央には赤い基地のような建物が立っている…

そこまで思考が行った時僕の脳に真実が浮かんだ

「まさか…その内部だって言うんですか!?」

「そうだね。ボクも入るまでここまで中が快適だとは思っていなかったよ」

「ですね…」

やはりあの建物の内部だった、ペテさんも若干驚いているみたいだ

「そうこう言っているうちについたよ!」

「ここ…ですか?」

「そう!ここがカフェテリアさ!」

ペテさんが言ったとおりここは落ち着いた雰囲気のカフェテリアになっており中ではNPCが仕事をしているようだった

「あっ!おーいシエル〜!」

そしてペテさんの見る先には紫色の髪色をし赤いメガネを掛けている僕よりも少し身長が高い女性がコーヒーを飲んでいた

「む?ベテルギウス、隣りにいるのは?」

「じゃ!自己紹介をどぞ!」

ペテさんは僕に向かってそういった

(ハイテンションだな…)

「久しぶりシエ姉!KAMUIです!」

そういうとシエ姉は驚きのあまり口が開きっぱなしの状態で言った

「はぁ!?」

数分後…

僕が事の成り行きを説明すると 

「はぁ…?つまり、ほとんど私と同じような経路で来たわけか?」

「はい」

シエ姉は長い長い長い長いため息を吐いた

「そういえばべテルギウス?」

「まだザクロは見つかって無いよ」

「…そうか」

(ザクロはまだか…来てないほうが良いけどね)

「シエ姉大丈夫だって、あいつは強いから」

「私より弱いじゃん」

「いや頬を膨らませながらマウント取られても…」

「あはは…」

後ろを見ると呆れ気味にペテさんが笑っていた

こうして僕はシエ姉と再開することができたのでした。

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