第36話、ライト帰還、
[今度はこちらから行かせてもらう、炎帝剣、雷帝剣]
ビルトンとシャネロの剣(雷帝剣)(炎帝剣)がアジンの剣と激しくぶつかる、剣技は2人がかりでアジンとほぼ互換だがシャネロの炎帝剣は相手に炎のダメージを与えビルトンの雷帝剣は相手を痺れさせる、アジンが隙を見せた時に斬りかかる、
[なんだと!]
しかし目の前から姿を消して背後に回られていた、
[それでも私には勝てない、]
私わもう負けない、彼の隣に立つために彼の役にたつために、
アジンの剣技が2人を連続で攻撃する、
[うわ!なるほど、空間魔法か]
[よくわかったわね、]
アジンは少し驚いた、自分の魔法を当てられたのもそうだがあれだけ剣で攻撃してもまだ致命傷にすらなっていない、いや傷が治り再生している、
魔力回復、彼らにそこまでの魔力があるとは思えない、いくら彼の兄弟と言っても回復が早すぎる、おそらく他にいるのね、ポルシャ王子がどこからか回復魔法を使い2人を援護している、
[どうしてわかったの私が空間魔法使いだと、]
[お前の動きで空間魔法使いだとわかった、]
[いい目を持っているのね、流石彼の兄弟ね、、、いや、でもそれを知ったからと言って対処は不可能わたしには勝てない、]
ライト帰還
[戻ったか、今は約一日たったくらいかな、それで君はこれからどうするの?]
ライトがついてきたクロノスに質問する、
まぁ内心この先の展開なんてテンプレを網羅している僕にとって手に取るようにわかる、一応念のため確認しているだけだ、
[私は下界にさえいればあなたを監視できる、だから、、、私の部屋を用意して、]
僕の部屋に入り浸るつもりか、どうしようか、部屋と言ってもな、、、確かお世話係が少なかったな、よしこの子は僕のメイドにする、他に適当ないいわけが思いつかない、一応アジンたちには秘密にする、
[よしなら君は僕の専属係として王城に住まわせよう、]
[私があなたの?なんで、やだ、働きたくない、]
[は?なんでそもそも僕の監視が仕事なんでしょ、ならそれしかないと思うけど、]
[なら仕方ないからそうしてあげる、でも少ししか働かないから]
[わかったよ]
別にいいけど、それにしても状況が掴めないな、精霊界に帰還したけどこの場に人がいない、一体どうなっているんだ?
[おい、おまえの部下がなかなかのやつと戦闘しているようだぞ、]
[え!誰だ]
ほんとに今の状況がわからない、!何やってるんだ、なんでアジンと兄上たちが戦っているの?まさか真実を話したらそのまま戦いになったとか?いや兄上たちに限ってそんなことは、とりあえずまずは状況を確認する、そのためにこの子をどうするか、
[よしクロノスおまえ先に僕の部屋に行って僕が帰るまで隠れろ、]
[仕方ない、わかった、君の部屋でゴロゴロしながら君を遠くから観察する、
幸い今城にはセレーネ姉様くらいしか実力者がいない、一応神だ、魔力量はすごいからなんとかなるだろ、神か、いずれは戦うことになるのかもな、今はそれよりアジンたちの件だ、
[レオン、僕はもう行くから、またすぐに会いに行く]
[俺も魔界にて真実を話した上で現状の維持を図る、こちらも一息ついたらまたすぐに会うことになるだろ、ライトよ今回の件一応礼を言っておく、]
[そんなこと必要ない、元はと言えば人間側が悪かったことだ、感謝されることじゃないよ、それじゃ]
こっちとしてはいい感じだったしまさにあれこそ、主人公の魔王を助ける実力者だ、
ライトはアジンたちがいる方に飛び去っていく、
今ある問題は、まず魔族と人間それと精霊たちとの関係だ、精霊たちからしたら精霊王を殺した僕たちをよく思うとは思えない、ダイヤモンド王国もおそらく魔族の味方をしてくれると仮定する、そうなると人間と魔族だけでなく精霊との関係も危ぶまれる、それに精霊王を無くした精霊界はどうするか、調子に乗って帝国とかが精霊界に進軍しないとも限らない、
他にも、魔族との対応だ、魔王は共存を望んでいるだが納得しない魔族も出てくるだろうそうなったとき魔界で内乱が起こり第三次人魔大戦の引き金になるかもだな、
それに、人界トップ大国である、人神帝国と対立してしまったブランド王国の今後、人神帝国と対立するとはとても危険なことなのはいうまでもない、人神帝国の友好関係を結んでいる国はブランド王国との貿易を禁止するだろう、それに人国連への参加資格も危ぶまれ、人間界で孤立することに繋がりかねない、
まだまだ問題はたくさんだが今思いつくのはこのくらいだ、なんらかの対策を考えておかないと、俺が主人公を助けることが出来なくなる、それは困る、どの問題にどんな主人公がいるのかしっかり目星をつけておかないと、
今回の件で僕はミスをした、今回の主人公初めはダイヤモンド王国の王子と王女である、ストロングとマリアだと思ってストーリーを進めてしまった、しかし違った今回はまさかの魔王が主人公のパターンだった、まさか主人公を助けるはずの僕が主人公と本気バトルしてしまうなんて何たる失態だ、
次は絶対みや余らない、必ず正確に主人公候補を見つける、
[お!ついたな、派手にアジンが圧倒してるし、しかもなんか魔力も強くなってないか?]
ライトが待機しているダークヒーローのメンバーのところに降り立った、
[チィトゥィリ、状況を説明しろ、]
[はい、まずライト様、ご無事で何よりです、実はライト様が不在の間グッド様のお姿が見えないことに気づいたライト様の兄弟方が騒ぎを起こして、その対策として、グッド様はオメガプランにさらわれたことにしたということです、]
ふむ、なるほど、たしかに、僕のせいで迷惑かけてしまったな、だが流石アジンたちだ筋が通ったいいシナリオだ、しかし
[なぜ兄上たちとアジンが戦っている、わざわざ変装までして?]
[それは、あまりにもこの施設のオメガプラン員が弱くて、ライト様が帰還するまでの時間が稼げないと判断したため仕方なくこうなってしまって、]
なるほどということは今僕はこの施設内のどこかに囚われているということになっているのか、
[フン、笑]
ライトが笑みを浮かべる、何か楽しいことを思いついたかのような笑みを浮かべる、
[僕がこの件について全て片付けよう、]
今回の主人公はおそらくあいつだ、
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