主人公が淡々と語りますが、読んでいる内に頷いている自分がいました。私にとってはとても共感できる内容です。主人公と家族との関係を示す描写が冷めたくもあり、温かくもあって何かのリズムがあるようにユーモラスに描かれています。でも、最後はほろりとしてしまいました。こういう作風、私は好きです。出会って良かった作品でした。