前のエピソード――炎天下クラシック

1.サブスク

　ちなみに俺の名前は阿弥陀久慈近藤(あみだくじこんどう)だ。　アミンダと読んでくれ。俺は最近、あるものにハマっている。それは何かって??　　サブスクリプションに決まっているだろう。音楽を気軽に聴ける最強のアプリ。それこそがサブスクリプションなのだ。ん？　　なんだって?、それはお金がかからないのかだって?　かかるさ、もちろん　月額890円、890円だ!!　　　　　　　

それで、音楽を何でも聴けるんだ。一曲じゃないぞ、すべて聞ける。890円でだ！!

２.890円

　阿弥陀久慈近藤は、890円という言葉を使いすぎてしまったため、自分の名前が８９０円になってしまった。元元、阿弥陀久慈近藤という名前は言いにくい為、名前が変わったことは嬉しいと本人は話している。まぁ、それが本心かはわからないが。　　　　

ん、？　何故使いすぎただけで名前が変わったのかって?　．．．．.それはこの世界がそういう世界だからさ。

３.そういう世界

　俺の名前は、890円だ。８９０が苗字で、円が名前だ。エンタの銭様とでも読んでくれ。俺は最近、便の調子が悪い。調子が悪いというか、便がでないのだ。だが、便が出ないからと言って、便がでないわけではない。少しは便が出る。でもその便も駄目な便だ。どんなだめな便というととてつもなく不快な便なので、あまりこの便は、公表したくない。つまり何が言いたいかというとだ！俺は便が便！（便がでん!）ということだ!

4.あの世界

　俺の名前は便だ。亻、が苗字で、更、が名前だ。私は、ある悪循環に気がついた。このまま色んなことを喋ってしまうと、また名前が変わってしまう事に！　だから俺は無口を貫き通すことを決める。これ以上変な名前にされてしまう前にな。

5.終焉のとき

　俺の名前は、阿弥陀久慈近藤だった。だが、その名前は遥か前に捨てた。今の名前は口に出したくもない。だから、この物語を終えよう。見られてしまう前に。この黒歴史を、残さないために、　

俺は捨てるんだ。　この物語を。　　　