26.ダンジョンその2
一回目の戦闘でゴブリンの棍棒を八本、カードを一枚獲得した。ダンジョンやべぇ…。
「ちなみにカードから召喚したゴブリンは何も持っていない状態だから棍棒持たせておいた方が良いんやで。」
「やけにギャンブラーに詳しいなリボトル、昔一回ギャンブラーやってた?」
「いや、ワイの知り合いが元ギャンブラーだったんや。一時期一緒に活動してたから基礎的なことは知ってるだけなんやで。」
そう会話をし、ゴブリンを召喚、棍棒を一本持たせる。このまま連れて行こう。二人と一体で移動していると階段を見つけた。降りて先に進むと今度は普通のスライムよりも濃く青いスライムが三匹現れた。
「あいつは『ウォータースライム』や!気をつけろ!あいつは普通のスライムと違って水魔法を使ってくるんや!」
説明を聞きダイスを振る。出た目は四、力が湧いてくる。リボトルにもゴブリンにも適応されている様だ。
「一人一匹だ!終わったらゴブリンの手助けをするぞ!」パンパン
そう言われてリボトルはスライムに撃つ、ゴブリンもスライムへと走り出す。俺も近づいて棍棒を上から振り下ろしスライムを叩き潰す。
ゴブリンの方を見るとスライムが水の球を頭上に出している。ゴブリンは生まれたばかりで足が遅いのでまだスライムに辿り着いていない。
水の球が放たれようとした瞬間リボトルが一発撃つ、銃弾は水の球に当たり弾けた。追撃でスライムを半分潰す。残りの半分をゴブリンが棍棒を叩きつけ勝利した。
ウォータースライムを従魔ゴブリンと協力して二匹倒した。ウォータースライムの魔石を二つ手に入れた。6ゴールド獲得しました。
さっき沢山棍棒を貰ったのでお返しに魔石をあげた。
「ふぅ…なんとかなったわ。ゴブリンもお疲れさん。ゴブリンって呼ぶのもあれやな…。タイガー、このゴブリンに名前つけたれ。」
「ゴブッ!」
「ええっ!?じゃあ…『ゴブ子』で良いか?」
「ゴブ〜ゴブ〜。」
ぴょんぴょん跳ねて喜んでるように見える。
「気に入ったようやな。じゃあそろそろ先に進むか。」
そう言って第三階層に降りて行った。
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