第14話
「それじゃいってきます!」
「気をつけてな」
俺たちは関東大会に向かうためバスに乗り青木先生に別れを告げた。
「出発進行〜!」
バスはとてもにぎやかでトランプをやっていたり、しゃべっていたりとても騒がしいけど心地よかった。しばらくしてサービスエリアに着き俺たちは昼の食べ物を買ったりした。
「私これ食べたい〜!」
「なんだよしのぶ奢ってほしいのか?」
五郎先輩としのぶ先輩がイチャついてた。2人は両片思いで周りからは「なんでくっつかなねぇーんだよ」と笑われている。
そんな様子を見てやっと俺はバスケもできて幸せだなって思ってた。
夕方くらいにホテルに着き俺は荷解きをしていた。試合会場は近いらしいし、サービスもよかった。
俺は夕ご飯の時間までテレビをダラダラ見ていた。緊急のニュースで入ってきたのは俺たちの近くにある町で刃物を持った女がいるというもので俺は気をつけないといけないと軽く思っていた。
しかし俺はそのニュースを軽く見ていたのを後悔した。
「智!五郎!こっちこっち!」
と夕ご飯の時間になり俺たちは食事をする場所まで向かった。するとしのぶ先輩が先にいて俺たちはしのぶ先輩のところへ向かおうとしていた。
しのぶ先輩が隣にいた女の人とぶつかり衝撃が強かったのかしのぶ先輩が倒れた
しかししのぶ先輩が倒れたのは後ろからあの女がしのぶ先輩を刺したからだった
俺はスローモーションのように見えてしばらく動けなかった。五郎先輩がしのぶ先輩の元に駆け寄り止血している
「誰か!!救急車!!」
五郎先輩は泣きながらそう叫ぶ。俺は怒り狂ってあの女を追いかけ背負い投げして刃物を落とし確保した
幸い警察が近くにいたからよかったが、しのぶ先輩の命が危ない
俺と五郎先輩と先生で救急車に乗り込みひたすら命が助かるのを祈っていた
しのぶ先輩を刺したのは相手チームのマネージャーだった
しかし俺の背負い投げが相手にとってわざとやってきたという切り取りをさせられ、悪いことをしたみたいな動画をばら撒き俺たちは試合を棄権させられた
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