箱庭とレトリックランド

箱庭

ここではプレイヤーが好きに作成出来る〔箱庭〕の設定について解説します。


 〔箱庭〕は初期状態では100平方メートルの空白地帯になる。地面も空も境界線まで白い箱のような空間だ。〔箱庭〕は開発してくことで、自然公園でもテーマパークでも百貨店でも国家でも設立出来る。

 〔箱庭〕にはレトリックランドに繋がる〔ゲート〕がある。この〔ゲート〕は初期状態では〔箱庭〕の端に1つ設置されている。この初期の〔ゲート〕は一度レトリックランドに移動した後なら自由に場所を変えられる。

 また〔フレンド〕になって許可を得た他のプレイヤーの〔箱庭〕にも〔ゲート〕から移動出来る。

 レトリックランドの任意の場所に対して、プレイヤーは1つのゲートにつき3ヶ所まで繋いで置くことが出来る。初期の〔ゲート〕ではキャラクター作成時に設定した3つの街のどれかにだけ繋がっている。


【神器の設置】

 プレイヤーが自分の〔箱庭〕に入った時、〔箱庭〕の中心に〔神器〕が設置される。この〔神器〕は自分の〔箱庭〕のエリア外には移動出来ない。(〔神器〕の詳細は『プレイヤーキャラクター』の項目の該当欄を参照)


【箱庭の拡大】

 〔箱庭〕の面積は、【〔神器〕に対応する〔アイテム〕(〔馥郁な花〕、〔永久の雪〕、〔滴る月光〕のいずれか1つのこと)】を捧げることで広げられる。

 1平方メートルを拡大するのに、【〔神器〕に対応する〔アイテム〕】10個を捧げて消費する。


【建築について】

 〔箱庭〕に建造物を設置する場合、設置したい建造物によって指定された〔素材〕と【〔神器〕に対応する〔アイテム〕】を捧げることで〔箱庭〕内の任意の場所に建造出来る。設置したい建造物の指定は〔フルスクラッチ〕もしくは〔カタログ〕のいずれかで行える。

〔フルスクラッチ〕:一から図面を引いて建造物を設計する。現役の建築学科の大学生が『授業の課題と丸っきり同じ』と発言する代物。なお、現実では建築の自重に耐えられるよりも柱が少ないなどの不具合があっても問題なく建設出来るため、設計者が気にしなければ難易度はそれなりに落ちる。

〔カタログ〕:運営が用意した〔カタログ〕から設計済みの建築物を選択出来る。〔カタログ〕の内容はゲーム進行度や〔クエスト〕、〔課金〕で増える。


【箱庭の景観・環境について】

 〔箱庭〕の景観や環境についても、指定された〔素材〕と【〔神器〕に対応する〔アイテム〕】を捧げることで設定が行える。これにより〔箱庭〕内に生物が住むようにもなる。この時、〔極相〕と〔遷移〕の2種類が選択出来る。

〔極相〕:一度設定すればその後変化しない景観・環境を設定出来る。例えば森に設定した環境で伐採を行っても一定時間後に同じ樹木が再生する。ただし、後から人工的に手を加えることも出来ない。設置時に必要な〔素材〕と【〔神器〕に対応する〔アイテム〕】が多い。

〔遷移〕:設定した後も管理しなければ状態が変わっていく景観・環境を設定出来る。これにより『草原』で設定した土地が『森林』に代わる、なども起こる。作成後でもプレイヤーが手を加えることが出来るので、希少な植物を植えて増やすなども出来る。設置時に必要な〔素材〕と【〔神器〕に対応する〔アイテム〕】が少ない。


【箱庭の接続】

 プレイヤー同士が〔ファミリー〕や〔レギオン〕を組むことで、それぞれの〔箱庭〕が接続されて1つのエリアになる。これによりそれぞれのプレイヤーが自由に改良出来る土地の他に、メンバーなら誰でも改良出来る共有スペースが追加される。この共有スペースは個人の土地が増えると自動的に面積が増えていく。


【ホーム】

 プレイヤーは自分もしくは接続した〔箱庭〕の何処かに〔ホーム〕を設定出来る。〔ホーム〕にはプレイヤー自身の〔神器〕が設置される。〔ホーム〕を設定した後はプレイヤーのログイン場所は〔ホーム〕になる。

 〔ファミリー〕を組んだプレイヤーは全て同じ〔ホーム〕に設定される。〔レギオン〕のメンバーと〔ホーム〕を共有する必要はない。


【ゲート】

 〔ゲート〕はプレイヤーが〔箱庭〕から他のプレイヤーの〔箱庭〕やレトリックランドに移動するための門である。見た目は光る水面で出来た門である。

 〔ゲート〕は特殊な〔クエスト〕をクリアすることで最大5つまで増やすことが出来る。〔箱庭〕への訪問を許可した〔フレンド〕も持ち主のプレイヤーが指定した〔ゲート〕から〔箱庭〕に入る。

 初めて〔箱庭〕を出る時、〔ゲート〕は天使型のエンヴォイによって封印されている。この天使型エンヴォイはプレイヤーが最初に倒さなくてはならないボスになる。またこのボスを倒すまでの間、〔箱庭〕の面積は4平方キロメートルであり、〔ゲート〕解放後に100平方メートルに変わる。

 〔ファミリー〕及び〔レギオン〕を組んだ他プレイヤーに対して、プレイヤーは自身の〔ゲート〕を使用してレトリックランドへ移動することを許可出来る。


【箱庭への侵略】

 〔箱庭〕内にはエンヴォイが侵入して来て、これを放置すると拡大した〔箱庭〕の面積が減少する。面積の減少は空白地帯から始まるが、空白地帯がなくなるとプレイヤーの設置した景観・環境や建造物も失われる。ただし〔ホーム〕は失われることはなく、〔箱庭〕の最小面積は100平方メートルである。







*注意* この後、ラストコンテンツに関する盛大なネタバレ設定があります。見たくない方はブラウザバックしてください。 *注意*
























未言みこと

 〔未言〕という特別な言葉がある。その〔未言〕を表現するような景観や建造物を〔箱庭〕内に作り上げると、そこに〔未言巫女〕という〔未言〕の言霊が居付くようになる。この〔未言巫女〕から〔クエスト〕を受けてクリアすると、プレイヤーは〔未言〕を取得することが出来る。なお、〔未言〕を取得出来るのは全プレイヤーの中で最初に〔未言巫女〕の〔クエスト〕をクリアした1人だけである。

 この〔未言〕を〔詠唱〕に入れた〔魔術〕は強大な性能を発揮する。具体的には〔魔術〕の〔性能値〕に3000、5000、10000のいずれかを加える。どの数値になるかは管理AIが〔詠唱〕内容がどれだけ〔未言〕に相応しいかで決定する。なお、この〔性能値〕の上昇は〔未言〕を取得していないプレイヤーが未言を〔詠唱〕に加えても適応されない。

 〔未言〕の種類と詳細はこちらのホームページで確認できます。https://mikotoya.jimdofree.com/

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