登場人物(ネタバレ注意)
人物設定
本作品に登場した人物を『キャラクターの名前・簡単な紹介』『見た目・性格』『能力』『作者コメント』の順に紹介させていただきます。
本作品のネタバレが多く含まれているので閲覧する際はご注意ください。
○サミー
本作品の主人公。
生まれ変わった転生者であり、現代の知識を多少は有している。
アローグン王国にある小さな村で産まれ、父親は既に他界、幼い頃から母親と共に暮らしていた。
ライングとシオンという二人の親友と共に冒険者になる夢を見ており、日々訓練を積み重ねていたが、十歳の時に母親が亡くなってしまう。
そうして落ち込んでいた時に幼馴染二人の励ましもあり、冒険者になる夢を一層強くさせた。
その後、冒険者になった彼は『
夢は大切な人達と幸せになること。
その夢を叶えるために彼は歩き続ける。
・見た目・性格
章によって細かい見た目は変わるが基本的には、垂れた眉毛、茶黒い瞳孔、青みがかった黒髪、幼さが目立つ童顔が主な特徴。
本人は童顔なのを気にしているが、なんやかんやで愛着はある。
性格は少し幼さはあるが、親友や家族を大切に思う優しい人物。しかし敵対的な人物や怪しい人物に対してはぶっきらぼうな態度を取っている。
そして時折暗い感情を露わにすることがあるがその時の心境は彼にしかわからない。
・能力
一人の時の戦闘では敵の弱点や意表を突いたりするという方法で戦う。
集団戦においては作戦立案や仲間の指揮も行っている。
剣においては転生前に見たゲームの剣術を真似した『守りの剣』を使う。
雑な剣術と本人は語るが、親友に鍛えられた経験と敵の攻撃を見破る観察眼による硬い守りを突破するのは非常に困難。
適正魔法は水。
以前までは戦闘で使う魔法の才能が無かったが、ある日を境に強力な魔法を行使できるようになった。
魔法においては水の弾丸を飛ばしたり、大きな水による質量攻撃を得意としている。
・作者コメント
本作品一番の被害者。
キャラクターとしては『寂しがり屋な大人』をイメージして作った。
作者の自己投影も入ってはいたけど、それにしてもいじめすぎたのは反省。
それでも書いてて楽しかったキャラクターなので別の作品にも出してみたい。
○ライング
サミーの親友の一人であり冒険者パーティー『
サミーと同じ村に生まれ、共に育ち、共に冒険者となった。
無鉄砲な性格で、何かあるたびにサミーとシオンを巻き込んでは二人に呆れられてしまっている。
夢は親友達と共に最高の冒険者になること。
その夢を叶えるために彼は剣を振り続ける。
・見た目・性格
華奢な体格をした金髪碧眼の美青年。その美しい見た目はまさしく勇者と呼ばれるに相応しいほどに全てが整った人物。
冒険者になった当初はチェインメイルを着込んでいたが、動きづらいという理由で脱いでいる。
性格は好奇心旺盛で眼を離せないやんちゃな子供。
そして、これと決めたことは何がな何でも貫き通し、正しいと思うことは絶対に守り切るというまさに主人公のような人物。
・能力
戦いにおいて作中最強の人物。
前へ前へと敵を押し込むパワータイプの戦闘を好んでいる。
そのパワーはサミーとの特訓と元々の才能により開花し、最高峰の騎士を圧倒した。
適正魔法は火と光。
魔法においても、他の追随を許さないほどの実力であり、彼の全力の魔法を喰らって生き残った魔物は存在しない。
必殺技は剣に強力な光の魔力を纏わせ敵へ斬りつける魔法『ホーリーエッジ』
・作者コメント
本作品の全ての流れを変えた人物。
キャラクターとしては『王道の主人公』をイメージして作った。
『主人公がざまぁ展開に後に自分のやったことを後悔する』という本作品の当初の流れを書こうとした際。
『これ追放する側を幼馴染にした方が面白そう』という思いつきで全てを書き換えた結果生まれた悲しきざまぁ系勇者。
正直作者が一番その扱いを振り回し、扱いに振り回されたキャラクターだと思う。
○シオン
サミーの親友の一人であり
父親が村のパン屋、母親は隠居した魔法使いという少々変わった家系に産まれた。
母親の指導のもと修行をしており、魔法やこの世界の歴史など様々な知識を持っている。
二人の夢に付いていく形で冒険者になっており、大きな夢を持つ二人のことが羨ましいと思っている。
・見た目・性格
長い銀髪が特徴、実はサミーより身長が高い。
服は母親から受け継いだ魔法使いの衣装を着ている。
性格は冷静沈着。
危機的状況にも動揺することなく対処する。
しかしその心には仲間を大切にする気持ちもあり、仲間が間違ったことをした時には声を上げて叱ったりもする。
・能力
母親から教わった魔法を駆使して戦う。
『魔法を使わせてるのを悟らせるな』という言葉に従い、相手に気取られることなく死角から魔法を撃ち込むのが得意。
適正魔法は風と地
風魔法でかまいたちを起こしたり、地魔法で岩の壁を作り仲間を守ることができる。
得意技は風魔法に地魔法を纏わせ爆発させる合体魔法『スフィア・ウィンド』。
・作者コメント
本作品のヒロインその1。
大人の女性をイメージして作ったクールビューティーなキャラ。
銀髪長身の女性は正義。
「幕間・夜も更けた頃」など彼女と酒を飲む話は書いてて楽しかった。
○ケーア
冒険者になる前はアローグン王国領にある小さな村で暮らす普通の女の子だった。
しかしある事件がきっかけで両親が死亡。
夢は大切な人と一緒に過ごすこと。
その夢は近いようでとても遠い場所にある。
・見た目・性格
褐色の肌の緑髪が特徴。身長は低い。
シオンが選んだワンピースのような服を着ている。
引っ込み思案な性格で親しい人以外とは上手く会話ができない。しかし言いたいことはハッキリと言うタイプ。
ある事件の影響で精神的に危うい部分があり、その影響で特定の対象に依存するようになっている。
・能力
相手に幻を見せる希少な魔法を使用する。
彼女の本来の魔法の才能も突出しているが、まだ幼い故にその制御が難しく暴走する危険も秘めている。
・作者コメント
追放という展開において一番大切な役割を担った
そして作者の性癖をこれでもかと詰め込んだキャラクター。
彼女がメインの章で気付いた方も居ると思うが、ちゃんとした元ネタが存在する。
○シアー
ある日を境にサミーと二人っきりで行動をすることになった幼い少女。
サミーにとって大切な存在の一人であり、彼が絶対に守ると誓った存在。
時折少女らしからぬ態度をとることがあるが、その正体は未知数。
彼女の夢はサミーの夢を叶えること。
その夢を叶えるために彼女は大切な存在として寄り添い続ける。
・見た目・性格
長い水色の髪にぱっちりとした目が特徴。
顔色の変化が乏しく、常に無表情。だがその表情とは裏腹に彼女の内心では様々な感情が揺り動いている。
特に食に関する変化は傍目から見てもわかりやすいほどに眼を輝かせている。
・能力
戦闘能力は不明。
しかし家事においてはサミーを超えた能力を発揮する。
・作者コメント
本作品のメインヒロイン。
彼女がこの物語の最初の基盤を作ったと言うほど本作品の重要人物。
性格において当初は主人公を崇拝している人物にしようかと思ったが、結局はボツになり現在のキャラクターに固まった。
彼女の詳しい説明はネタバレでは済まないので気になった方は是非とも本作品を読んでみてください。
○バラ
裏社会にて『ローズヒップ商会』という密輸・密売を生業としている集団のリーダーである海の女。
その仕事柄、荒事にも手慣れており商会の仲間と様々な修羅場を潜り抜け生き残った侮れない人物。
サミーとはある利害が一致したことで協力することになる。
彼女の夢はすでに無い。
裏の世界の人間が夢を見ることは死へと自ら近づいていく行為なのだ。
・見た目・性格
吊り目に藍色の髪、長身が特徴。
服装は青と白の横縞の服に紺色のバンダナを頭に巻いている。
そしてスラリと伸びた綺麗な脚が彼女の自慢。その露出した脚で歩く姿はまるで人魚を思わせる。
豪快な姉御肌な元気な性格。
その明るい振る舞いは不安の多い海の上にて頼れるリーダーとして皆の心の支えになっている。
・能力
適正魔法は風。
魔法を使い帆に風を当てて船を動かすことができる。
詠唱の種類によって、緩やかな風を運び船への細かい操舵をしたり、突風を起こし船を素早く動かすことも可能。
魔法を使用する際、指揮棒のような杖を使って詠唱をする。
・作者コメント
作者の寵愛を受けたキャラクター第一位。
彼女の扱いについては章の最後まで迷った。
もし次回作があるのならば彼女はメインキャラクターの一人になる予定だったりする。
○ローランド(フェリアル)
裏社会の情報屋『ローランド』の一人。
フェリアルにある村に潜伏し、日々組織のために活動をしている。
フェリアルで暮らしていたサミーのもとに突如現れ、何かあるたびに酒場に呼び出しては話し相手をさせている。
サミーに対して時折寄与するような行動をしているが、その真意、目的は不明であり、決して油断できない存在である。
彼女の夢は不明。
裏社会のフィクサーである彼らは、その情報の一切が最重要機密なのだ。
・見た目・性格
ゴールドブロンドの長髪に得体の知れない笑顔が特徴。
身長は13歳の子供ぐらいの身長で、その背丈には似合わないような赤いドレスを身に纏っている。
そんな容姿とは裏腹に性格はどこか妖艶な美女を想わせるような掴みどころの無い雰囲気を漂わせている。
たびたび舞台劇のような気取ったことを話してはサミーに呆れられるのがお約束。
・能力
戦闘能力は不明。
しかし情報屋という性質上聞き込みなどの情報収集の能力は抜きん出ている。
・作者コメント
最高に描写しやすかったサブヒロイン。メスガキ最高。
こういったキャラクターは書いててとても楽しかった。
サミーとの会話シーンでは書きながら何度もクスッと笑った思い出。
彼女の設定が説明役がマッチしまくった結果、第五章から最終章まで説明が彼女頼りになってしまったのは反省。
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