藤原さん

社長命令で、沖縄を離れることに。今日は、足助さんや準也さんたちが企画したお別れ会だ。美月さんの家で行う。全ての料理は、白河さんと美月さんの嫁の雪さんが作ったらしい。ゴーヤ料理しかない。

「藤原さんいないと寂しくなります〜」

足助さんは、人懐こい人だ。

「でもさー、なんでそんなこと勝手に決めちゃったわけ？」

白河さんはご飯をもりもり食べながら話す。

「俺が社長と話したよ？藤原くん戻すよーって」

準也さんはゴーヤチャンプルーばかり食べている。

「で？誰が代わりするわけ」

「足助さんがカメラマンになるんだよね」

「え！？俺ぇ！？」

足助さんは知らなかったようだ。なぜ？

「えー？藤原くん話してないの！？」

「え…俺？」

「そんな！ひどいです！俺になんで話してくれなかったんですか！」

「いや、え？社長が話してないんですか？」

「守お兄ちゃんからは聞いてないよ？」

えーまじかよ…くそ。

「どーしよー！もう明日行っちゃうんでしょ？えー！はるちゃんどーしよー！」

嫁のところになぜか助けを求める足助さん。いや、俺に助けを求めてくれよ。

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