第18話

「失礼します」


…足助は食事中。社長と。仲良いのか?こいつら。しゃべってたのかは謎だ。


「小暮くん。昼休憩中は仕事の話はしないよ?」


「…お前なぁ」


「要件なに」


由良ゆらの面接、飯食った後するらしいな。あいつ最近さぼったりするからなんでか聞けよ」


「それ、小暮くんが聞けば?」


「なんも答えないし」


「ふーん。じゃ、答えてくれないかも。元カレにも言わないし」


「おい!」


そんなこと社長に知られたくねーわ!ふざけやがって。


「何怒ってんの?話終わり?」


「…お前、昨日なんでいなかったんだよ」


「沖縄」


「は?そっちも担当なのかよ」


「あ、藤原くん戻すから。皆に言ってて」


「は!?異動したばっかだぞ」


「それが?ちゃんと伝えてよね。よろしく」


足助め。やりたい放題じゃねーかよ!


「お前、男には厳しくしてんのか?差別してんのかよ、最悪」


「それはないよ。なんなの?」


「…別に」


翼さんとか、長山さんはすげぇ嫌がってた…萩原も。足助は何を考えてんだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る