第3話 最高の目覚め
「ーーーさまーー優菜様、朝ですよ!起きてください」
「んーあと10分……」
「ダメですよ、ちゃんと起きてください」
俺はまだ覚醒しきっていない意識をなんとか起こしゆっくり目を開ける。
目を開けるといつもの見慣れた天井が目に入るが、横からひょこっと可愛らしい顔をした少女顔を覗かせる。
「おはようございます!優菜様!」
「おはよう……って……えぇぇぇぇー!?」
俺はつい驚いて大声をあげてしまう。
とゆうかなんでここにエリナがいるんだ!?
「なんでエリナがここにいるの?」
「お忘れですか?今日から私が優菜様の付き人に正式になるんですよ?」
(あ~そんなことを政典達がなさ話してた気がする)
「それにしてもどうしてこんな朝早くからいるの?」
「お仕事のスタート日ですし、それに……」
「それに?」
エリナは顔をほんのり赤くして口をぱくぱくさせた。
「優菜様の寝顔が見たかったので……」
そういうとエリナは両手で顔を塞いで目を逸らしてしまう。
なんて可愛い生き物なんだ前世の俺だったら確実に惚れちゃうね!
「なるほど状況は理解した。」
そういうと優菜はベッドから起きあがり、エリナに手を向ける。
「じゃあ改めてよろしくねエリナ」
「はい!優菜様のお役に立てるよう頑張ります」
こうして俺とエリナの主従関係がスタートした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます