第1話

あたしの小学校は1クラス10人で、クラスは6クラスあったの。

学校が小さかったからかな?


あたしは1年生の頃は6組で、

2年生の頃は5組、

3年生の頃は4組、

4年生の頃は3組、

5年生の頃は2組、

6年生の頃は1組だったの。


1年生の頃に同じクラスで仲良くなった幼馴染みは、隣の学校に学区の関係で、入学することになったけど、今でも仲良しだ。


今日は、ねずっちと勉強会だった。

ねずっちは実は学年3位になるくらい成績がいいの。

だけど、喧嘩には弱いからあたしが助けてあげているの。


ねずっちは、息抜きにはよかった。

ねずっちは、市江ちゃんのターゲットではないし、クラスが違うからあたしと仲がいいことも知らないのかも。

多磨湖ちゃんや寅野君と仲良いわけでもないし、ねずっちの存在なんて視界にすらないのかも。



実はねずっちとあたしは同じ高校を目指しているの。

だから、こうしてよく二人で勉強会を開いている。

志望高校が決まったのは、小学5年生の頃からだった。

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