これは100点の片想い…

 淡々と書かれる文が一気に主人公の心と共に沈む。長編で書けそうなお話ですが、短編だからこその喪失感とオチのパンチ力はこの作品ならではです。

 比喩表現は最後の一文だけ。タイトル回収とオチを完璧に一体化させた小説です。ぜひご覧ください。

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