悪役貴族は殺されたい。～やりたい放題してるのに、なぜかみんなが慕ってくる～

第一部 悪役貴族は死ぬべきなのか？

登場人物一覧 ◎メイン・サブキャラクター

※キャラクターが増えてきた且つ何度もメインキャラクターを容姿を変更しているので、ビジュアルのイメージが付きにくくなった場合こちらを参考にしてください。

※本文中、表記ゆれがあった場合この【登場人物一覧】の方が基本になりますので、

それは修正漏れや単純な間違いになりますので、よろしかったらコメントで報告をお願いしますm(__)m

●メインキャラクター

〇主人公

・シリウス・オセロット（１７歳・ルキウス歴1100年４月２８日生まれ）

・容姿———金髪碧眼、長さはロング。シュッとした顔立ちに細くて筋肉質な体。

・身体———182cm・62kg。

・所属———聖ブライトナイツ学園二年二組・騎士ランクS・生徒会長。

・身分———学園のある地域テトラ領、領主の長男。

・能力———不明。体内に有する大量の魔力にて防護壁や筋力増加。大気を操作し暴風を巻き起こすことなどが可能。

・説明———元々は『紺碧のロザリオ』というゲーム世界で殺される悪役貴族だったが、現代日本で生きていた『主人公』が転生し、魂が入れ替わる。

　チートな肉体を持ち、無双ができる立場にはいるが、『紺碧のロザリオ』というゲームはストーリーの規模が大きく、後半に出てくるラスボスはロザリオでないと倒せないレベルのキャラクターなので、ロザリオを成長させるべく、自らの死がトリガーとなるロザリオ覚醒イベントを引き起こすべく画策する。

　元々が傲岸不遜で傲慢なキャラクターではあるが、『主人公』は普通現代に日本で生きていた倫理観があるので、そういうのに抵抗がありつつも、周囲からはそういう目で見られているので仕方がなくロールプレイをしている。

〇ヒロイン

・アリシア・フォン・ガルデニア（１５歳・ルキウス歴1102年３月３１日生まれ）

・容姿———肩まで伸びる赤い髪・緑色の瞳・胸は小ぶり。

・身分———ガルデニア王国第三王女。

・所属———聖ブライトナイツ学園一年三組・騎士ランクD。

・身体———157cm・44kg B-79 W-55 H-78。

・能力———創王気（そうおうき）。光の魔力を自らの身体や、剣に纏うことが可能。創王気は熱エネルギーを持ち、高熱で触れた者を焼くこともできるし、纏っている個所は能力が増強される。身体であれば筋力増強。物質であれば硬質化。

・説明———『紺碧のロザリオ』の本来のメインヒロイン。負けず嫌いで勝気なボクッ娘だが、正義感が強く心優しい。

　ある理由があって騎士として早く強くなりたいと日々焦燥感に駆られている。

　本来のゲームのシナリオ、アリシアルートでは本来の主人公ロザリオと恋仲になり、悪の生徒会長であるシリウスを倒すが、古（いにしえ）の魔王が復活。アリシアは一時その肉体を乗っ取られるものの、ロザリオの愛によって魔王と分離。覚醒したロザリオと共に魔王を再び倒しエンディングを迎えるという展開だが、『主人公』が転生したことによりストーリーが大きく変わる。

〇本来の主人公

・ロザリオ・ゴードン（１５歳・ルキウス歴1101年８月３１日生まれ）

・容姿———茶髪、前髪で目元を隠している。顔立ちは童顔だが整っている。体つきはひ弱。

・身分———平民。だが本当は暗殺された前国王の息子。

・所属———聖ブライトナイツ学園一年二組・騎士ランクD。

・身体———164cm・56kg

・能力———得意魔法は未だなし。騎士見習いとして基本的な魔法は身に着けている。平均的な聖ブライトナイツ学園の一年生。

・説明———『紺碧のロザリオ』の本来の主人公。

自分に自信がなくて気弱。

　幼いころには王子としてガルデニア王城で暮らしていたが、１１年前に起きた前国王暗殺事件とそれに伴う現国王の簒奪により命を狙われ、城を追われる。

　殺された父の知り合いで街で鍛冶屋を営むゴードン家の世話になる。

　王子として生きていた記憶は、殺されかけた恐怖がトラウマとなり失われ、同時に昔は正義感溢れる性格だったが、今は常に何かに怯える気弱な性格となる。

　現在学生寮暮らし。

　ハルスベルクの街にある実家にはロザリオを溺愛する姉がいる。

〇ヒロイン

・ルーナ・オセロット（１５歳・ルキウス歴1101年９月１５日生まれ）

・容姿———桃色の髪を右側で一つ編んで肩に乗せている。瞳の色はグレー。

・身分———テトラ領、領主の妾の子。一応シリウスの妹扱い。

・所属———聖ブライトナイツ学園一年二組・騎士ランクC。

・身体———158cm・45kg B-86 W-54 H-82。

・能力———獣（じゅう）魔法。本来は魔物を操るための魔法で、魔物と意思疎通をしたり、使役したり、意志を奪って操ったりできる。ルーナはそれを古代兵器（ゴーレム）を操るのに主に使用している。その媒介としてギャラルホルンの杖という特別な魔石がハマった杖を使っている。

・説明———『紺碧のロザリオ』のサブヒロイン。虫も殺せないような大人しくて慈悲深い心を持つ少女。

　シリウスの父、ギガルトが屋敷のメイドとの間に作った子供。

　オセロット家の屋敷には母はいない。本妻フィー・オセロットはルーナが幼いころに他界している。

　だから血の繋がっていない母親にいじめられるなどという典型的なことはないが、血の繋がっていない兄には虐められていた。

　だが、それでも健気に兄のことを想い、親愛の情を抱いている。

　本来のゲームのシナリオ、ルーナルートでは本来の主人公ロザリオと恋仲になり、自分の意志を持つようになり、兄であるシリウス、非道な父に対して反抗。人を平気で陥れようとする二人を説得しようとするが決別。最終的にギガルトがひそかに進めていた超巨大古代兵器（ゴーレム）が起動し、国が滅びかけるが、ロザリオと共に何とかその巨大古代兵器（ゴーレム）を制御に成功し、平和をもたらす。

〇ヒロイン

・アン・ビバレント（１５歳・ルキウス歴1101年６月１日生まれ）

・容姿———雀頭（じゃくとう）色（茶色に近い赤色）。瞳の色は黒。吊り眼。小柄だが巨乳、トランジスタグラマー。

・身分———平民。元々ビバレント家は貴族だったが没落した。

・所属———聖ブライトナイツ学園一年三組・騎士ランクB。

・身体———145cm・46kg B-90 W-55 H-89。

・能力———武器を媒介に使った斬撃魔法。マフィアに所属しているためある程度の暗殺道具、武器は使いこなせる。

・説明———『紺碧のロザリオ』の本来のサブヒロイン。復讐者の役割を持つキャラクターで常に気を張っている。人間不信気味で誰にもなつかない猫のような性格。だが、内心では寂しさも抱えているので心を開いた人間に対してはべったりと懐く。

　父親をシリウスに殺され、母親をも犯されて廃人化させられている。

　復讐のためにマフィア『蠍（スコルポス）』の手を借り、暗殺技術を身に着けている。

　本来のゲームのシナリオ、アンルートでは本来の主人公ロザリオと恋仲になり、復讐の対象であるシリウスを殺すことに成功するが、アンを育てた真意を明かしたマフィアのボス、グレイヴ・タルラントによって国家転覆の尖兵にさせられそうになる。だが、ロザリオに助けられ『蠍（スコルポス）』より離脱。魔剣を振るい、感情を暴走させるグレイヴを止める。

〇嫌味な性格の許嫁

・ミハエル・エム・プロテスルカ（１５歳・ルキウス歴1101年７月１１日生まれ）

・容姿———青髪でワカメのようなウェーブがかかっている。タレ目

・身分———プロテスルカ帝国第一王子

・所属———聖ブライトナイツ学園一年五組・騎士ランクA。

・身体———167cm・57kg

・能力———土魔法のエキスパート。20cmほどの細い杖を指揮棒のように扱い、土を様々な形に変えて攻撃する。一番得意な攻撃は土で大砲を作る、『岩土大砲（グランカノン）』

・説明———『紺碧のロザリオ』のサブキャラで、アリシアの許嫁という本来は敵役。

　自分のことしか考えていない自己中心的な性格で、シリウスと共にロザリオを虐める役割を持つキャラクターだった。

●サブキャラクター

〇マフィア『蠍（スコルポス）』のボス

・グレイヴ・タルラント（６８歳・ルキウス歴1049年11月9日生まれ）

・容姿———顔の右側半分に大きな火傷の痕を持つ老人。短髪で鷹のような鋭い目をしている。

・身分———平民

・所属———表の顔はタルラント商会会長。裏の顔はマフィア『蠍（スコルポス）のボス。

・身体———181cm・71kg

・能力———不明。

・説明———マフィアのボスらしく威厳もあるが寛容さもある性格。常に薄暗い事務所の豪華な椅子に座り、新聞を読んでいる。

〇シリウスの父

・ギガルト・オセロット（６８歳・ルキウス歴1049年7月2日生まれ）

・容姿———常に眉間に皺が寄り苛立っているような表情を張り付けている。

・身分———貴族。テトラ領領主。

・所属———王立魔導機関『デウス』の主任。

・身体———175cm・80kg

・能力———不明。

・説明———野心溢れるシリウスの父親。ひたすら大きな権力を手にすることに固執し、周囲を気にせず突っ走るところがあるいかにも男。という性格。だが、どこか夢見がちなところがある。