音の雨

飛馬 光

音の雨

色々な現実に押しつぶされて 

心が小さくなって

固くなって

何も見えなくなってた


頭の中を

ジャンクな音楽でいっぱいにして

外界を遮断するかのように

突っ走った


空気のにおい

風のおと

空のいろ


全部見えていなかった



そんな僕の耳に

突然

降り注いだオト



夜空に音の雨が降る



カエルさんの大合唱

心地よい風の音

葉っぱの囁き


まるで 


心のドアを開けて入ってくるように


僕の心に響く



いろんなこと

見えなくなっていた



多くの存在のおかげで

僕は生かされているのに



忘れていた

一番大切なコト



すぐ

見失ってしまうけど

忘れないで

毎日過ごさないと



そんなことに気付かされた

夜の演奏会

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音の雨 飛馬 光 @AsumaHikaru

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