99条→102条

(今)天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。


(仮)全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。


  2国会議員、国務大臣、裁判官その他の公務員は、この憲法を擁護する義務を負う。



これは、今まで何回も言っている通り、憲法は国民の権利を国家権力から守るものであって、国民を縛るものであってはいけません。


それをやるのは独裁国家ぐらいです。しかし、この内容は、この憲法は国民を縛る鎖である、と暗に示しているようなものです。


それに、「国会議員、国務大臣、裁判官その他の公務員」は憲法を尊重しなくてもいい、ということになっていますからね。










※ここからは、「これだから今の若者は…」的内容です※








僕は、憲法を悪用されないために、また、その注意喚起のためにこれを書きました。しかし、今の若者の大半が思っていることと言えば、「政治が変わっても自分たちの生活は変わらない」です。


んなわけあるか、ってことですよ。

政治というのは、人々の生活に一番関与する部分なんですよ。


良い政治家が民主的な政治をすれば、大半の人々は安心して暮らせる。

政治家が恐怖政治を行えば、人々は権力におびえて暮らす。

政治がなければ、人々は獣と化す。


そういうかんじです。まあ、極論だと言って切り捨ててもらっても構いません。僕は憲法改正反対ですが、もしかしたら、あなたはこの改憲案に関することを見て、じっくり考えた上で憲法改正に賛成するかもしれません。

それについては僕は何も言いません。もし現実世界で友達だったならば、またも同じ内容を力説するかもしれません。


ですが、それについて完全否定するわけではありませんよ。


というのも、それはあなたが考えているから。興味を持っているから。知識を持っているから。(正直、正しく考えていたら賛成はしないと思うのですが…)

僕は、考えた上で意見が食い違うのは許せます。ですが、一番許せないのは、何も考えずに、興味を持たずに、自発的に知識をえようともしない人たちです。


もう一回言いましょう。政治は、どこかの国の見知らぬ土地の知らない人にしか関係がある話ではありません。政治は、他でもないあなたに関係がある話なのです。


そのこと、念頭に置いてくださいね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

憲法を改正してはいけない理由 451 @S-to

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ