異世界廃人の粛正しよっか

@ako3579a5i

現実世界じゃあ、小学３年だったと思う、大好きな母さんといつも頼りになる双子の兄と馬鹿な事したり、母さんの大好きなアニメをよく見ていた。カッコよかったモノの真似したりして遊んだり、特に母さんは可愛い絵とかアニメグッズやら見てると楽しそうだったから母さんも巻き込んで家族で劇とかもした。録画したアニメを見ながら２人で次どうなるかなとか展開を考えたりするのが俺達兄弟のいつもの遊びだった。そんな生活してたから父親とか居なくても気にせず明るかった。

いつか母さんと一緒に聖地巡りしようって話たり大きくなったらアニメに出てくる異世界に出てくるかっこいい王様とかになりたい。そんで母さんに楽させてやるんだとか考えてたよ。

そんな毎日が変わる事がないと思ってた。

その日は母さんと兄さんと一緒に公園で遊んでいた。風が気持ち良くて、公園の水飲み場で水風船や水鉄砲で遊んだりブランコどっちが遠くまで飛べるか競争してたんだと思う。

それからアイスを食べながら家に帰って寝てたんだ。すっごく疲れたから。

みんな寝てた。そのうちに何か変な気分になって来て怖くなったから周りを見ると兄さんも何か怖がってたし、母さんは慌てた様子で山の方向を見てた。いつもの母さんらしくなかった。怯えてる様な横顔で、でも特に何も起きないから緊張が緩んだ。その時何かが近づく音が聞こえた。ガタッ！ガタガタ、ドンドン!ドドドッメキバギバギギって音がしたら後は何も覚えてない。今考えればあの時山崩れが起きたんだ。

そして俺と兄さん、母さんは異世界転生したんだ。