第2話 旅立ち

ブー、ブー、ブー… 眠い目をこすりながらスマホを見ると石田誠と表示されていた。

時間は16:14。そういやあんな約束したなぁ、とおれは電話に出る。

「もうかっちゃんち行っていい?」

石田のその一言でおれは目が覚め、約束をはっきり思い出した。

そうか、今日おれは中洲に行くのか…。

17:08、大島がおれの家に着いたとの連絡が来た。

そう、今日は珍しく大島が運転なのだ。少し前に来ていた石田と車に乗り込み、天神へと向かった。夏を感じさせる明るい夕方だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る