第79話 第二のデスゲーム

 楽しいお昼休みも終わり、120名の戦士5歳児は気を取り直して次のゲームへ向かう。


 一人の脱落者も出なかったのはさすがと言うしかない。


 第一のゲームは個人が持つ特性の洗い出しのため「抜き打ち」情報無しで行われたが、第二のゲームはあらかじめ保護者と一緒に政府機関や明石市から公表されているハザードマップが全て示される。

 

 場所の標高海面からの高さなどもわかりやすく表示され、明石駅周辺は西明石駅より低いこともよくわかる。


 戦士5歳児たちは第一ゲームで死んだ反省から真剣そのもので保護者を圧倒する勢いで資料に見入っている。


 なんともたくましい姿である。


 さらに苛烈な生存をかけたデスゲーム。

 判断を誤れば即死。

 チビッ子たちのデスゲームがはじまる。

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