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「あのさ……」
ゲーミングチェアから起き上がって、アタシは飲み終わったコーヒーをサイドテーブルに置いた。
「アタシって何?」
紺碧の星空が後ろに瞬いて、
「みっちゃん、そういうことさ、あんま言わないほうがいいよ。しかも真面目にさ」
「な、なんで?」
「わかんないなら、まぁいいけどさ」
「うわ!」
そして、小さい頃、シュウジとアタシにしてくれたみたいに、てっぺんをぽんぽんとしてくる。
「心配してくれてるんでしょ?みっちゃんもシュウジも」
「さ、
だから送り出してくれたんだと思う。
「な、仲間だもん」
「俺も同じ気持ちだよ」
私が心配してた筈なのに、そう言われて、ほっとしてる自分に気づく。
「誰かが苦しかったりするのは……嫌だよ」
だから、こんな気持ちはアタシの独りよがりだ。
……それでも。
「分かってるよ。それに、家族でもあるからね」
約束のない絆はいつまでなのか……わからなくて苦しい——
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