408
「なぜ……あなたがここに……」
美しい月下の海に不似合いな、歪んだ微笑みの
「俺が呼んだんだよ、ライ」
海の上のコートから立ち上がって、
「
昼間やられたばかりでこんな風に
「今まで……申し訳ありませんでした」
そんな
「これからは、僕の研究は全て貴方のために」
乾いたはずの血の匂い……
「
――ライ
「……!」
「僕が全て間違ってました」
――これは
ブレインチャネルの接続……俺と
「僕なんて、貴方のこれまでの歴史や実績に比べたら、 ひとつも勝てるところが無い」
――俺とライは……うまい具合に繋がっているみたいだね
ノイズが混ざる。……けれどそれは深夜の砂嵐のように心地よかった。
「実感したんです。
――俺は負けないよ
「貴方は誰より機関に貢献している」
――たとえ心が、ばらばらになりそうでも
「僕は……」
――月の見える夜がある限りね
「これの改造をします」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます