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「ねぇミカ〜☆」
「何よ、わっ!」
リュックに入れようとした教科書やノートが、バサバサと床に落ちた。
「わ、ごめん!」
「家でも会うんだからさー」
改めて教科書をリュックにしまう。
「いいのー!3組の教室、景色綺麗じゃん☆見たかったの!」
「ロンドンも同じくらい綺麗なんじゃないの?」
「まァそうだけどサ⭐︎」
まぁ、
アタシたちは少しお喋りして、またねと教室を出た。
マンハッタンの裏路地は、オレンジの街灯がいくつかついて、シチューみたいないい匂いがする。
「なんか、怖いのかも」
「生誕祭も、うまくいったんだ。……ミカとも仲直り出来たし、シチューのいい匂いもしてる。だけどそういう時だから、悲しいコトが起こるのって」
今夜、アタシたちは次の作戦のミーティングで集まることになってる。
「
「ゴーグルおじさん……」
今度のアタシたちのミッションは、母艦で月に行き、低重力下での運動性テストだ。
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