315
「いや良くないね!?」
アタシはせまっ苦しい六畳と四畳半の和室を玄関から見ながら、呆然とした。
三つだしたちゃぶ台は、生姜焼きとポテトサラダの大皿と数多のお茶碗でひしめき合っており、足の踏み場もない中、シュウジが麦茶のコップを置いて回っていた!
「スッゲ、これが
いや違います!
「ネコチャンがいる……」
そ、そうだよね。
家で話そ!というシュウジの無邪気(いやあるのか邪気が……)な鶴の一声で、フィードフォワードが我が家で行われることになってしまった!!……と思ったらいつものように全員集まってしまったのだ……あ、でも
「まぁみっちゃんも食べたら?生姜焼き。お腹空いたでしょ?」
お母さん!?もはやお母さんの
猫柄の可愛いお茶碗にほかほかのご飯……。
アタシはしぶしぶ受け取って、ちゃぶ台の隅(せまっ)に座った。
まぁなんか元気出たけどね!!!
テレビには水中チームのトレーニング映像が流れていた——
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます