245
「総員に告ぐ」
艦橋にロジックアートのように展開したモニターが碧く点滅する。
「これより、獣機型レイダー二機の引き上げを行う。
「準備OKだ」
甲板で若草色のナノゲイルレイダーが太陽の光を浴びる。
「母艦、BoNコントロールシステム、ファントムレイダーに干渉。接続完了。リイヤ、違和感は無いか?」
「大丈夫。信じるぜ、
「ファントムテイル、イリディセントテイルを……補足!リイヤ!!!」
灰色の蛇が、闇を昇る——
太陽を目指して。
見守るしか出来ない。
それでも……心からの祈りは、届くのだろうか。
「海面までのカウントダウンを開始する——10……」
——どうか
「9……」
——無事に終わって!!!
「……7……6……5……4……」
——神様……!
「……2……1……」
「ナノゲイル!!!」
海面が
「ドロップ!!!!!!」
「母艦!
——艦橋が揺れた。
水柱と共に、大量の濁流がブライトオブノアを襲う。
更に激しい揺れ!!!
甲板に巨大な蛇がバタンバタンと跳ねている
「ロボ
瀕死の
サブモニターのロボ
「ほっ……しー……へへ、大丈……」
モニターが消えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます