沈黙のうてな……——放て!白の弾丸
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我は今、絶賛困惑している。
目の前の赤いゴーグルの男。
我しか知らない
確か、
隣の女子は……誰だ?
「彼女はほっしー」
ぎょ、コイツエスパーか?
危ない奴が着るような
警察がなんで我を……尾けて……た?
ダッフルコートの下の、詰襟がじっとり汗ばんで来る。
我は確かに偏った趣味をしているけど、誰にも明かしたことはないし、実行に移す気はさらさらない。妄想の中で個人的に愉悦に興じているだけだ。
写真の女子は話しやすそうでややツリ目、小さな口が少々ストライクではあるけれど、流石に小学生には興味がない。それに……
「隣の写真はシュウジだ」
我はこの子どもが嫌いだ。
平凡な顔立ち……いや、隣の女子に少し似てるかもしれない、話しやすそうで清潔な顔立ち。子どもっぽい、いかにもスポーツが出来そうなベリーショート。
苦労なく……いや、こういうやつは努力してる。知ってるけど認めたくない。何でも持ってるやつ。
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