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「「「寒い!」」」
三姉妹が文句を言った。
もうすぐ夏休みになるというのに、痛覚連動システムを弱めているというのに、刺すような寒さ。
ヘブンズレイダーとハイドロレイダーは、絶え間なく迫り来る
遠くの巨大氷山の頂上に、不似合いな大輪の
この寒さにカメラ機材は壊れてしまって、三姉妹は言いたい放題だ。
「お
「アンタがいつもふざけるから!本当困る!」
「あーあ、また始まった。本当嫌!」
アンタたち、仲悪いんかいっ
氷山の上までハイドロレイダーは行けない。なんとか姉妹を援護して、ディストレスを引き付けた。
「早く!行ってください」
「ちょ!何やってんですか!みんなでタイミング合わせて!」
アタシは叫んだ。
「だって、お
「なんでアンタたちは私の言うことだけ聞かないの!?」
「何で二人とも、私に教わらないのよ!」
へっ……?
……なんか、少しわかった気がした。でも!
「ア、アンタたちィ!いいから早く心合わせて!!!」
も……ムリ……限界……
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