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「上のお姉ちゃん、みっちゃん、シュウジ、おはよー」
玄関のドアが開いた。
雨、みたいな優しい声。
「お茶碗……は割ったんだっけな」
「うん、おいしいね」
兄の柔らかい笑顔が帰ってきた。
「みっちゃん、ご飯少しくれる?」
「みっちゃん?おわっ!」
シュウジが
母は、泣いていた。
アタシは……アタシは……。
「宗一郎君、来てくれてありがとう。お母さん、ミカ君、シュウジ君、
シュウジが叫んでいる。
変わってない。
背は伸びているけど、柔らかい笑顔の兄。
「……三島、サブローさん、ディストレスってこれですよね」
「そうだ、全生物の急所のプログラムを追加したから、
「苦戦、してますね」
画面に、前にアタシたちが倒した猿のミニみたいなやつらが円盤に向けて凄い勢いで石を投げていた。
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