07
「あわわわわわわ……」
アタシは震えながらも、
でも、
「わっ!」
胸のあたりに激しい衝撃を感じた。
どこにそんな力があったのか、
「痛った……」
でも、アタシたちが居た場所は、大猿の拳でこなごなになっていた。
「
「
「
アタシは泣き叫んだ。
「駄目だ!!!!」
「離して!!!!」
目の前で、
アタシはシュウジの手を振りほどこうと、もがいた。
「行っちゃうじゃん!」
「生きてるから!!!」
ドシン、ドシンという大きな足音の合間に、
「風下から近づこう。隙を狙うんだ」
シュウジは
アタシたちは闇の中、大猿を追いかけた。
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