第21話肩を並べて
離れ離れになるのが怖くて
いつもあなたの宇宙を思い描いている
手紙を出すのは心の重ぐるしさから
あなたには迷惑なのかもしれない
「ありがとう 雨の日でもあってくれて」
感謝ばかり差し上げたくなる
青青とした雨が二人を包んで
思いを軽やかにさせてくれる
あなたの内側を探ろうとする
ふたりは繋がるようで繋がらない
どちらともなく肩を並べれば
迷いがあっても悲しみを乗り越えっれる
きっといつか結ばれると
思い通りにならない現実にイライラして
エスケープしている自分がいる
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