第8話雨に濡れてヨコハマ
雨に濡れてヨコハマ
あいつに惚れてしまった
くれないの口 ヨコハマ
たそがれの花 ヨコハマ
ブルーの雨がよく似合っている
そして 一年経ち二年経って
もう 帰って来やしない
女の名は ヨコハマ
切なくて指でからめとる
眩惑のムードを漂わせて
刹那を大切にしていた
あいつが朝焼けにうそぶく
口ずさんでヨコハマ
あいつが消えてしまった
しろばらの恋 ヨコハマ
むらさきの街 ヨコハマ
ネオンサインが夜にかがやき
そして 三年経ちよろめいて
ああ 愛想つかされて
抱きしめたい ヨコハマ
想いだすと雨が降りしきる
ヨコハマの匂いをときめかせて
あぶくの愛情に傷つき
あいつがサヨナラとつぶやく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます