第129話:ショートボブ。
麻美子「嫁」ちゃんと一緒に風呂に入った時、彼女の髪を洗って
あげるのは僕の担当。
結婚してから、洗ってあげることにしている。
って言うのも、僕は理容師だったからね。
何人客の髪を洗って来たか・・・だから洗髪なんてお手の物。
麻美子ちゃんは痒いところに手が届くと喜んでいる。
で、結婚して新しいマンションに入ってから、麻美子ちゃんは
いきつけの美容室に行くのが面倒だったのか、マンションの
ご近所の美容室に髪をカットに行ったんだな。
で帰ってきて、涙目。
「え〜ん、ぶちゃいくな髪型にされちゃった」って。
そうね、たしかに・・・長かった髪が市松人形みたい・・・あるいは
ワカメちゃんみたいにパツンって切られてるじゃないか。
こんな髪じゃお買い物も行けないって、嘆くから、それなら僕が
手直ししてあげようって・・・
やはり僕はもと理容師だからね。
で、男性用のヘアカッターで、ブイブイバリバリと・・・まあ、
おかっぱよりはいいんじゃね。
立派なショートボブになっちゃって・・・あはは・・・小学生みたい。
だけど麻美子ちゃんは頭の形がいいからめちゃ可愛い。
ランドセル買わなきゃねって言ったら、それじゃキャラ弁作ってくれる?
って言われました。
つづく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます