第124話:好きにして。
人生一度っきり・・・そう思って麻美子ちゃん「嫁」に、おバイク買ってもいい?
って確定申告したらば・・・即、ダメって。
がっくし肩を落とす僕。
なんで?って麻美子ちゃんに聞いたら僕の言うことをいちいち、うんうん
聞いてたらキリがないからだって・・・うん、正解。
でも世の中、流れって言うかタイミングって言うか、そういう神がかりな
出来事ってあるんですね。
僕がおバイク欲しいって思ってたらば、なんと中古だけどモンキー125が
見つかったんです。
所有してた方が、もよりのハンバーガー屋の店長さん。
奥さんがハンバーガー作ってるから店長は名ばかりで昼間っからぷらぷらしてる。
でもってその店長さん最近、古〜いベスパを買ったらしくて奥さんに「バイク
二台もいらないでしょ」って言われてモンキーを手放すことにしたらしい。
なもんで欲しいなら譲ってあげてもいいよ〜って僕に言ってくれたので、
再び麻美子ちゃんをソファーにねじ伏せて説得。
僕の持てるテクニックの全てを酷使してがんばって麻美子ちゃんに「好きにして」
って言わせた。
それが夫婦の営みでの「好きにして」ってことなのか「おバイク買っていいよ」
ってことなのか分からないんだけど、とにかく麻美子ちゃんのオッケーもらった、
と僕は確信した。
って訳で、我が家に新しいおバイク「モンキー125」が来ることになったのです。
パチ、パチ、パチ・・・めでたいことです。
人生一度っきりですよ、今しか乗れません、嫁さんもおバイクも・・・。
麻美子ちゃんに対する夜のお勤め&ご奉仕も精一杯努めさせていただきます。
つづく。
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