第100話:運転。

今日は嫁さんを助手席に乗せて約3時間あまりの長距離運転。


「胸のことが心配だし疲れたら運転変わるからね」


って嫁さんが気を使ってくれて心配している。


「ありがとう・・・そのうちね」

「お願いするかもしれないから、その時は運転代わって?」


「ほんとに言ってね、無理しないでね」


で、トイレ休憩もかねてコンビニで休憩しつつ走る。


その間も嫁さんは何度も変わるよって言ってくれた。

結局目的地まで僕がひとりで運転した。


帰りも僕ひとりで運転した。


「帰って来ちゃったね・・・」

「運転代わってあげたのに・・・」


いいのいいの。


嫁さんには可哀想だから言えないけど・・・


僕はね君に負担をかけたくなくてひとりで運転したわけじゃ

ないんだよ。

君が運転する車の助手席に乗りたくなかっただけ。


怖いから。


世の旦那様、分かります?


つづく。

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