第33話:くしゃみ。

僕が居間で、くしゃみをしたら、台所から嫁さんが

慌てて飛んできました。


「なに?・・・どうしたの・・・どこか苦しいの?」


「え?くしゃみしただけだけど・・・」


「なんだ、脅かさないでよ、もっと静かにくしゃみして」

「どこか具合でも悪くなったのかと思ったじゃん」


って言われました。

ってのも嫁さんは、前にも同じようなことに遭遇してるから

僕に対して敏感になってるんですね。


僕は以前、朝方コーヒーを飲んでて意識を失ったんです。

で救急車で運ばれて・・・。


仕事のしすぎから来る心的ストレス性障害だったみたいです。

それから約10年ほど苦しみました。

精神的な病気が治ったのは自転車と嫁さんの献身的な愛のおかげです。

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