30 (ちょっと?エッチ描写あります)


 ……


 ……お疲れ様です……ちょっとした「奇跡」楽しませていただきました……。

 辺境伯の伴侶は回復しました。まだ休息は必要でしょうが命の心配は御座いません、ご安心を。


 ……楽しんでくれたら……幸いだ……しかしこんなに疲れるとは聞いていないぞ?


 ……思っていたよりも強力な技能ですので、精神の方にフィードバックされたようです。特に能力値にペナルティはありませんが、しばらくは安静が必要でしょう。そのままフルーツ村に帰宅していては、多分に墜落していたかもしれません。


 ……それは怖いな……ゆっくり休ませて貰うよ……


 ……まあ、ゆっくりは休めないかもですが……


 ……?????まあいい、今回はありがとうな、女神様。後押しが無かったらこんな大胆な行動は取れなかったよ。


 ……私は女神ではないと……まあ感謝をするのでしたら祭壇の建築及び、日に一度の祈りの時間を……後は供物も要求いたします。特にあの……スレイの街のボア肉のフィレステーキを欲します、後は……


……おい……(この後数分に渡って大陸の高級料理やらスイーツを要求される)行った事のない街や国の店もあるじゃないか。とてもそこまでは廻り切れないぞ?


 ……ご安心を。料理を注文後食事前にお祈り頂ければその料理に宿る精力を吸収出来、こちらで再現出来ます。残った料理はそちらで食していただいて構いません。


 ……そもそもその料理を出す店に行くのも難儀だといってるのだが……


 ……この世界を旅行する目的が、出来ましたね?


 ……(この女神、手前の欲望の為に何が何でも俺を旅行させたいらしい……)ま、いいか……落ち着いたら確かにアテナを伴っての新婚旅行にも出かけたい所だった。


 ……ルナ嬢の病気についても、この分ですと問題なく瓦解し、長期の旅行に連れて行ける程に回復すると思われます。アルテミス嬢も問題ないでしょう。


 ……ま、アルテミスは今回で契約が切れるし、俺達についてくるとは思えんがな……結構無理をさせてしまってるしな。


 ……はあ、相変わらず女心の把握は出来てませんわね……(ボソッ あの態度はどう見てもツンデレでしょうに……(ボソッ


 ……何か言ったか?


 ……言ってません。朴念仁に呆れてません。さて、警告致します。貴方が昏倒して4時間13分経過いたしました。そろそろ起きないと貴方の陰茎が物理的に損失するやもしれません。早期の覚醒をお薦め致します。


 ……ちょ、ちょっと待ったあああああああああああああああ


 ……


 ガバッ!


 「……ふう、何て夢だ……。寝ている間に俺のアヤカート君が損失とか考えるだけで恐ろしふにゃあああああああああああああああん!!」


 変な声を上げてしまった。気付くと見知らぬ天井……蝋燭の光が怪しく揺らめき、何らかの香が焚かれている。どこぞの寝室かどっかか?あの時ふおおおおおおん!!アテナとアルテミスが辺境伯の夫を治し、辺境伯ことネメシスの妹ゲフン!母親に俺達の正体を軽く口止めしたあたりで記憶が途絶えているのだがここがどこあへえええええ!!!!!


 ……さっきから変な擬音が口から出てしまう……それを出させているのはこの……シーツに隠された下半身の所で蠢く何者かが、俺のアヤカート君を……

 

 バッ!女神の夢でのお告げが気になり、慌ててシーツを引っぺがす!!


 すると……そこには……


 「……ふん、この寝坊助ご主人め、やっと起きおったわい」

 「ほら、私はゆっくりと気持ちよくさせようと思ってたのに、アルテミスが噛み千切ろうとしたから……」

 「噛み千切る…そういうプレイもございますのね……参考にせねば……」

 「せんでいい!!!!!おい、お前ら、何のつもりだっ!!」


 そう、俺のアヤカート君を3人の裸の女神……アルテミス、アテナ、そしてネメシスが弄び、肥大して立派な大人へと成長したアヤカート君はまるで火山の様に赤黒く膨張し、今にも熱いパトスをぶちまけそうになっている。

 「何のつもりって……それは勿論、疲れて気絶しちゃったアヤカートを慰労しようかと……」

 「わ、ワシは一応止めたぞっ!この様なケダモノ行為、ワシからやろうなどいってないっ!」

 「え、でもワンちゃんが先程から率先して旦那様の旦那様をprprして……」

 「ちょ、ちょっと三人で一斉に喋るな吐息が刺激的でもう……うっ」


 どぴゅ


 「……嗚呼、これが殿方の子種……ですの?何か白くて熱くてねばねばとして、変なお味ですわね……」

 「でしょう?でも慣れてくるとこの味が病みつきになってくるのよ?」

 「ワシはこの味が苦手じゃわい……イカの様な栗の花のような匂いが臭くて堪らぬっ!!」


 ……3人に責められ、俺のアヤカート君はあえなく爆発してしまった……女神達の顔を白く染め上げてしまう。


 「さ……も、もう我慢出来ませんわ……今度こそ、わたくしの初めてを旦那様、貴方に……」

 「ちょ、ちょっと待てっ!!落ち着けっ!!」

 「充分落ち着いていますわ……もう途中ではぐらかされて、逃げられるのは懲り懲りですのよ……今度こそは、逃がしませんっ!!」

 「待て待てっ、ここは多分に辺境伯邸だろっ!!まだネメシスの親御さんも治ったばかりだしっまだ許可もっ!!」

 「母親には許可を戴きましたっ!!わたくしの思い人ならば止める理由はないとっ!!母親も婚前に既に子作りを始めたそうですし問題ありませんわっ!!」

 「ネメシスの妹にしか見えないのにナンテコトヲ……おっおいアテナっ!!アルテミスっ!!2人とも止めt」

 「ま、まあ……ネメシスがアヤカートのハーレムに入るのは……もう既定路線っぽいし、私も別にネメシスならいいわよ……ネメシスのおっぱいとか、凄く柔らかいんだぁ……」駄目だこの正妻、既に懐柔されている……

 「ふん……ワシはハーレムになぞ入らんぞ……このケダモノどもが……あ、あくまでこの身体が求めているだけで、ワシは感じて大声なぞ出しておらんっ!!」いやアルテミス殿、いつもアテナ以上に求めてくるのは貴方ですよ……


 「という訳で、旦那様……」


 「諦めて、お嫁にしなさいっ!!」


 ……


 ……


 「……失礼いたします……これはまた、随分とご発奮なされたようで……嗚呼ご安心下さい、辺境伯様お付きのメイドとして、このべちゃべちゃのシーツも、咽かえる匂いも、汗と涙と汁塗れの皆様方の汚……御身体も、綺麗に洗浄いたしますわっ!!」

 ……入ってきたメイド長、テティスに遠回しに嫌味を言われた気がする……。まぁ3人にそれぞれ4,5回づつ、しかもネメシスは初めてだってのにとてもそうは思えないプレイを要求され、やっと3人とも寝入ったのはいつだったか……。

 しかし俺の横でアテナ・アルテミスと抱き合って寝ているこのお嬢様、上半身のこの2つの極上フルーツがまるで生き物のようにブルンブルンと……ロリコンの自分だが巨乳もいいかもしれん……。

 「……何か邪な思考を感じました。もう少し興奮が冷めるまで退出していましょうか?それとも不肖ながら私が追加のお相手を……」

 テティスさんがはらりとメイド服を脱ごうとするのを俺は慌てて止める……確かに魅力的だが残念ながらこれ以上の行為は、本当に俺のアヤカート君が物理的に名誉の戦死を遂げてしまう……


 もう、ハーレムは、懲り懲りだぜええええええええ!!


 THE ENd……もうちょっとだけ続くんじゃ!



 ※まだ終わりません^p^ でも30きっかりで、2月内で第一部終わらせたかったなー

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る