空箱

どれだけの思いを

書き留めても映しても残しても、

届けきれないこの空間…今。


空気が震えて言葉が届く。

キミの声。

音。


風が運ぶ匂い。

季節を告げる。

巡る四季。


夜明けに目を閉じる日々。

寒い。


それでも、伝えたい、言葉。

凍えた声で笑ってみた。

繰り返す世界に…


「おはよう」

泣き虫な私を見送ってね。



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