第6話 今回は事故紹介ではない自己紹介配信1
【八百万/1期生】自己紹介【お友達が出来ました!】1200人が待機中 ↑500 ↓0
マネージャーさんと同期さん達が帰ったあと配信準備をし、夕食の献立を聞いてやる気満々になったところで椅子に座ります
骨董屋で買った(買わされた)虹子さんイチオシの机に椅子。実は虹子さん骨董品好きなんです、生前からの趣味が骨董品集めだと言うのだからなかなかのものですよ
虹子さん曰く「この机と椅子!今ビビッときた!ここで買わなきゃ人生損しちゃう!だから買って!お願〜い!」虹子さん、貴女もう死んでますよ
あれよあれよと買ってしまう私が悪いのですかね、部屋があちら側の方達の色に染め上げられていくのです。月に何度も模様替えされることだってあるので困ったものです。
今は魔女さんが落ち着いた色合いの家具を配置してくれています。なんでも「新しいお友達を部屋に呼ぶかもしれないだろう?」との事。今日はリビングだけでしたがいつかはオフコラボというのもやりたいですね
・wkwk
・讌ス縺励∩
・あと少し
・繧ソ繧、繝医Νw
・Twitter見たよ!
「そろそろ始めましょうか」
配信開始ボタンをポチッとな
「こんばんは、八百万1期生の玲子です。本日は自己紹介をしたいと思います!」
・昨日は事故紹介だったね
・心霊の人って覚えた
・蜷梧酪
・友達いない人
・変なのに好かれる人って覚えた
「言ってくれますねぇ、って誰が同族ですか!私はまだ人間です!幽霊さんじゃありません!あと友達はいます!さっき作りました!4人もドヤ」
・同族なんてコメントあったか?
・幽霊コメントをスラスラ読めるとは
・貍ォ謇阪°縺ェ?
・てかふつーに幽霊さん言うてるな
・4人でドヤるVTuber
「ゴッホん。気を取り直して自己紹介です。私の自己紹介をするにあたってまずは生まれをご説明しなければなりません」
心霊と干渉できるようになったきっかけを話さずして私を語れるでしょうか?否!断じて否!私が私である証明をするには幽霊さん無くして語れません!
ということで私の生まれを紹介します。
「私はとある事故物件で産まれました。私の生みの親は育児と言うものを一切知らない方だったそうです。世の中にはネグレクトなる言葉があるそうですが、その言葉をそのまま捉えるならまだその方がマシと言えるくらいに酷いものだったと聞いてます。そんな状況に置かれた私はいったいどうやって育ったのか、その実情をお話しましょう」
・まさかの事故物件出身!?
・重め?
・蜃ヲ縺呻シ
・ネグレクトがマシって・・・
・2回目の配信やぞ
「私を救ってくれたのは人間さんではありませんでした。皆さん知っての通り私を救ってくれたのは他でもない幽霊さんなのです。0歳の赤子を幽霊さん、もとい魔女さんは一生懸命育ててくれました。ポルターガイストを使ってミルクを温め私に飲ませる。ゲップもどうやれば出せるのか四苦八苦して助けてくれたらしいんです。今でもその当時のことを聞くと魔女さんの口が止まりません」
・魔女さんの子育て
・初めての子育てかな?
・心霊現象に育てられたと
・どこからがフィクションや
・繝弱Φ繝輔ぅ繧ッ繧キ繝ァ繝ウ
「魔女さんが育ててくれたからこそ私は約3歳まで生きのびたのです。その後なんやかんやありまして、私は孤児院にいくのですその他大勢を引連れて」
・わ、わらえねぇ
・魔女さん頑張ったんやな
・一体そんな子がどう成長したんや
・つ、続きを!
・蝎ょア翫¥
「孤児院では普通の女の子でしたよ。手のかからない子として扱われていたと思います。というのも幽霊さん達が私のお世話をしてくれて先生方が私を見た時には既に何もかも終わらせているのですよ。ドヤ」
・かわいい
・過保護なんやな
・蜿ッ諢帙>
・最後のドヤは反則やろ
・過保護な幽霊さん達・・・
生活のほとんど食事、排泄、睡眠、着替え、入浴などその全てが幽霊さん達によって助けられていたのですよ。朝起きる時は優しく揺すってくれて、着替えは眠い目を擦る前に既に終わっていて、食事は食べやすいように整えられ排泄タイミングも忘れないように気をつけてもらっていたりと助かりましたね。
「お勉強も幽霊さん達に教えて貰いましたね。簡単な算術からよく使われる言語、専門知識も学んだりあとは・・・文学についても教えてもらいました。」
文学については春実さんが熱弁してましたね。
当時はどんな話も大切なことだと思い寝不足になってしまい魔女さんに春実さんが怒られていましたね。
・沢山学べてえらい
・よく使われる言語・・・多言語!?
・専門知識とは
・蛛峨>
・文学をわけた・・・何かあったん?
「コメントにもありましたね、文学を分けたのには意味があります!実は私小説家をしておりまして、これが成功してしまって。沢山本を書いていたら担当さんに怒られてしまい他に趣味は無いのかと問われ何も答えられなかったので見かねた担当さんはVTuberを勧めてきたのです。」
1年くらいは執筆を休むように言われてます。
まぁ、担当さんも無理だと思っていると思いますけどね。
担当さんとの関わりも長いですから、きっと私のことを知っているでしょう。小説を書かない私が想像できるのならそれは私の担当編集ではありません!(断言)
・小説家!?
・売れてるってことー!?
・ペンネームは?
・担当さんナイス!
・文学布教した幽霊さんナイス!
「ペンネームですか?玲子ですよ。おっ、春実さんが褒められてます!春実さん見てるー?褒められてますよ!普段賞賛の言葉を送られると顔赤くして逃げちゃう春実さん!今日はーーーー」
ーーーバタンーーー
『邇イ蟄舌?、諱・縺壹°縺励>縺九i繧ゅ≧險ア縺励※』
・春実さん?
・文学布教した幽霊さん?
・w
・バタンってw
・何語やw
「おや、春実さんこんばんは。恥ずかしがらずに一緒にコメントでも読みましょ、春実さんのこと褒めてるコメント他にも沢山ありましたから。ね?」
春実さんの顔が真っ赤です。
茹でダコです!
春実さん可愛いですね。弄りがいがある方です。
・てか「玲子」って言えばホラー・ミステリー小説家で有名じゃね
・俺本持ってるわ
・譏・螳溘リ繧、繧ケ
・譏・螳溷庄諢帙>
・「玲子」先生に出会わせてくれてありがとう
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