第7話 病院とその後

事後報告にはなるが病院に行ってきた

ストレス性の病気だった

病院に一人で行くのは心細いので唯さんを実姉ということにして保護者枠で一緒に行ってくれた

治すためには生活習慣を変えなきゃいけないらしい

内心面倒くさいとも思ったけどこの痛みがあるまま生活するのもきついので頑張って治すことにする


病院までは唯さんの車で行った

その車の中ではこんな会話をした


「失礼なこと言ってるかもしれないですけど唯さんって車運転できるんですね」


「意外だった?」


「はい、唯さん普段電車を使っているので車持ってないと思ってました」


「会社の駐車場が狭くてね、あと駅から会社近いから電車の方がらくなんだ」


「なるほど、そういうことだったんですね、すいません失礼なこと聞いて」


「ううん、全然大丈夫、これくらいの質問なら色々してほしいかも」


「はい、聞きたいことあったら質問させてもらいますね」


これ以外にも色々会話をしたがほとんど世間話のような内容だった



その噂の唯さんはどこにいるのかというと、、


「純平くん、これどこに置けばいい?」


「えっと、荷物と一緒にまとめて置いといてくれれば大丈夫です」


「それじゃあここに置いておくね」


何故か一週間ほど唯さんの部屋で一緒に生活することになった

こうなった理由は病院から帰ってきたときの話まで遡る


「そういえば唯さん」


「ん?純平くんどうしたの?」


「病院で先生と二人で話してたとき何話してたんですか?」


「あぁ確かに純平くんに話してなかったね、話さなきゃと思ってたのに」


「なにか大切な話ですか?」


「うん、生活の話で、純平くん一人暮らししてるって病院の先生に話したでしょ?」


「はい、話しました」


「それで、先生ができれば短い間でもいいから症状が治るまで一緒に生活したほうがいいって」


「そんな、そこまで迷惑かけられませんよ」


「私は純平くんが心配だからいいけど純平くんの方は大丈夫かなって」


「僕は唯さんがいてくれたら心強いですけど、、

唯さんは大丈夫なんですか?」


「私は全然大丈夫、仕事やめたから時間はいっぱいあるし」


「ならお言葉に甘えさせてもらいます」


「これからよろしくね純平くん」


「はい、こちらこそ」


ということがあり少しの期間一緒に住むことになった、それともう一つ


「純平くん、明日から1週間ぐらい学校行っちゃだめだよ」


「え、」


「行こうとしてたでしょ、だめだよ病院の先生からも休むように言われたでしょ」


「はい、わかりました」


「そんなに悲しそうな顔しないでよ、家だったらゲームとか本読んだりとかできるし、私いるからお話ぐらいだったらできるし」


「それじゃあこの一週間楽しみます」


「うん、色々遊ぼうね」


「はい、」


ということで明日から波乱の一週間が始まりそうな気がする

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