犬のきょうだい
あるところに、
きょうは、
「いらっしゃいませ」
きょうは、
んー、いいにおいがしていますよ。
「こんにちは!」
「こんにちは。あら、はじめましてね?」
「はい。はじめまして。ぼくは
「ぼく、
「よろしくね、
「きょうは、
「あら、そうなの! いいわねえ!
「ううん! きょうだいだよ! ぼくがおとうとで、
「えぇ? ほんとうに? それにしては、ぜんぜん
「そうかなぁ?」
「だって、
「ぼくは、これから
「うーん、でも、おとなになって、そんなにすがたが
「ぼくは、
「
なまえを
「いちど、かえろうか」
おうちでは、
「あれ、おかえり! はやかったねぇ。って、
「そんなことがあったんだね。かなしかったね」
「ねえ、ぼくたちは、きょうだいじゃないの?」
「うーん、おみせの
「あぁ、そうだったね」
「おみせ……?」
「ぼく……、ぼくと
なぜだか
「ちがうよ」
おみせの
「ぼくね、
「ぼくも、
「だから、いっしょにいるんだよ。ぼくは、いつ、どこで、どんな
「
「ううん……」
「ぼく、
「あぁ、
「さっきは、すみません。きゅうにとび
「いいえ! わたしの
こんどは、
「
「ごめんなさい、
「いいの! ねぇ、おたんじょうびの
「あぁ、そうだった、そうだったわね。もう、
「ぼく、いちごのタルトがいい!」
「いいわね。ねえ、
「うん!
「じゃあ、
「ありがとう!」
「
「あー、ええと……、
「これね! じゃあ、
「いや、いいですって……」
「あら、にがてだったかしら……」
「いえ、
「じゃあ、うけとって! おわびの、おまけなんだから!」
「あとさ、
「
「
「
「くだものやまっちゃの
「やわらかいのじゃなくて、ぎゅっと、かたいのだよ! まわりの
「あら、ふたりとも、よくしってるわね」
「そりゃあ」
「
「なかよしで、いいわねぇ。じゃあ、これね! そしたら、おまけは
「すみません、ほんとうに……」
「いいの、いいの」
「ありがとう!」
「どういたしまして!」
「
「あ、
「
「だって、いらないんですもの。
「また、きます」
「くるよ!」
「
「えぇ、ぜひ! ありがとう!」
みんなでおれいを
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