このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(108文字)
ごくごく普通の物語の展開だが、話の土台がしっかりしており、期待を裏切らない。尚且つ、事故物件という題で想像して読むと、“そういうことだったのか……”のかと、騙される。こういった書き方を、是非真似てみて、自分のものにできたらと思う作品である。
まずタイトルだけ見て、心霊関係が苦手なワタシはおっかなびっくり、少し身構えて読み始めたんですが……この空気感、思わず嵐の大野くんを思い浮かべてしまいました。『怪物くん』では無く、どちらかと云うと『死神くん』の方。そう思えて警戒心が解けたら、するするっと最後まで読めてしまいました♪……いえ、どちらかと云うと『笑ウせぇるすまん』の喪黒福造路線かもね?
笑いの要素もしっかりいれつつ、最後はストンと落としてくれる物語です。是非、他の皆さんにも読んでい欲しい。